2009年9月25日(金)〜2009年10月3日(土)
今年はイタリアか…?(出発前日まで・その1)
2月上旬 「今年の旅行は、直行便のある安いところにしよう。みのこは年末のエクアドルでお金を使ってるし。」とみのむちくんは言う。 そこでまず考えられるのは、アジアとアメリカ方面。しかし、これがなかなかに難しい…。なぜならアジア方面のほとんどの国は、即却下となるからだ。 我が家の旅行のテーマは「日常生活(現実世界)からの逃避」。日本ではできないことをし、見られないものを見ることに意義がある。バリバリ日本語が通じて、日本円が使えるようでは意味がない。 「え〜、じゃあラスベガスぅぅ〜!ヾ(@°▽°@)ノ」(私) ラスベガスまでは航空運賃自体も安いし、5ツ星のラグジュアリーホテルでもお手ごろ価格。 だがしかし!!去年の9月カリブ海クルーズ、そして年末年始もアメリカでトランジットし、さらに「三度アメリカのまずいメシを食うのはごめんだな。」と思ったので却下である。 「じゃあハワイは?」とみのむちくんは言うが、「旅費くれるなら、行ってもいいけどぉ〜〜。そうでなかったら、1年に1回の貴重な休みを、ハワイのために使いたくない。」と答える。 さらにオセアニアは、私は自然やスポーツが好きではないので、全く食指が動かない。あと…タヒチなど、アジア圏でないリゾートもあるが、大体おしなべて高い。おまけに、「大海の中にぽつんと小さな島」というシチュエーションが、やたら不安な気分にさせるのである。ワガママだなぁ。。 …と言うわけで、残るはヨーロッパと中東方面。 イギリス、フランス…。う〜〜ん。。 ハワイよりは「行きたい度合い」が上がるが、ヨーロッパ諸国の中では微妙だ。北欧はデンマーク・ノルウェーに行ってるから除外。 さらに、オランダも直行便が出ているが、特別行きたいと思わない。う〜〜ん。。。 ならばイタリアは?しかし直行便が「JAL&アリタリア共同運航」という最悪な組み合わせに、みのむちくんは「これはイカンね。」と言う。 「ドイツは?フランクフルトまで直行便が出てるよ!」と言うが、フランクフルトは経済の中心であって、観光の中心ではない。だが、ローデンブルグあたりはアリだろう。とりあえず候補の1つ。さらにオーストリア航空も日本に就航しているが、ウィーンより隣国のチェコかハンガリーに行きたい。ただし、この辺の国は、オーストリアから3時間ぐらいで行けるので、現実的に可能だろう。 ![]() ドバイはすでに2度行ってるのでとりあえず除外。カタールはつまんなそうだし。さらにエジプト・トルコという選択肢もあるが、それ以上話が進まなかった。またラマダンの時期と重なるかもしれないし。 世界地図を引っ張り出して、色々考えた割には、全く結論が出ないまま時間が過ぎていく…。 3月上旬〜中旬 このところみのむちくんは、チーズに凝っている。 発端は「日本にはおいしい粉チーズが売ってない。」という話から。チーズは外国製品の方がおいしくて、しかもヨーロッパ諸国でないといけない。 私が知っている限り、ヨーロッパ諸国ではどんなに食事がまずい国でも、パンと乳製品はおいしいからである。 そして、ある日私は、あるものを思い出した。 それは「チーズおろしき」。ずっと昔に、仕事関係の知り合いからもらったのを、すっかり忘れて、台所の戸棚にしまい込んでいたのである。 みのむちくんはこの手の道具類が大好きで、「知らない人から、ものをもらっちゃダメよ!」(ママ風味)と言いながらも、「みのむちくんが使うもん!」と言った。そして、「うまい粉チーズがなければ、固形チーズを買ってすり下ろせばよい。」とイタリア製のチーズを買ってきた。 ![]() イタリアは「食」にはこだわる。とにかくこだわる。私が渡航した16カ国の中では、数少ない「日本と同等のグルメ国家」。「チーズ→本場のピザ・パスタを食べたい!→イタリアに行きたい!!」の構図で、次第に気持ちがイタリアに傾いていく。 それにイタリアは大好きな国と言いつつ、お恥ずかしながら今まで行ったのはローマとヴェネチアのみ。 「他の都市に行ってみたい。」という気持ちはある割には、未だ実現していない。しかも、最後に行ったのが2002年。も〜そろそろいいんではないか? …というのもあるけど、野村不動産「プラウド」のCMの影響も強い。イタリアの南部にあるアマルフィー海岸が大層美しかったのである。(「アマルフィー女神の報酬」の影響ではない。) 我が家はよくテレビの旅番組やCMに影響される。 ドバイもそうだし、バリ島もそうだ。(苦笑) ……なんて考えていても、まだ決定したわけではない。 5月上旬 ![]() 4月上旬から「怒濤に忙しい日々」は始まった。どうも私は、常日頃から「仕事が忙しい。」と思われているようだが、ここまで忙しいのも本当に珍しい。おまけにこのところ、(仕事での)パソコンのやりすぎで、後頭部に頻繁に偏頭痛が起きる。 この時から「夏期休暇は、絶対9日間取ろう。」と目論んでいたが……問題はボーナスである。 私もみのむちくんの会社も「ボーナスが出ないのではないか?」という噂が流れている。 まだ確定ではないが、我が家では「ボーナス=レジャー費」なので、状況によっては旅行に行けなくなる可能性が高い。だがとりあえず、航空券は予約しておかないと、旅費を安く抑えられないだろう。もし行けなくなったら、キャンセルすればよいのだ。 さっそくみのむちくんが9月末出発で、行き先を「ナポリ」で検索すると、一番最初に出たのが、ブリティッシュ・エアウェイズ。しかも7万円台だから、(時期にもよるが)ヨーロッパ路線としてはかなり安い。 ブリティッシュ・エアウェイズ〜〜〜?? ここ2,3年のブリティッシュ・エアウェイズの評判は、非常に悪い。一気に悪くなった感じだ。 理由の1つは「ロストバゲージ」が多いこと。しかも、ブリティッシュ・エアウエイズのハブ空港であるロンドンのヒースロー空港は、2008年に続いて今年も「世界で最も最悪な空港」に選ばれている。さらに言うと、4年前のテロ未遂事件はこの空港で起きたのであり、セキュリティチェックも厳しく、トランジットにも時間を要するという。 ![]() (確か、私の記憶では、この事件以降、全世界で機内への液体物の持ち込み制限ができたかと思う。)まあ…セキュリティチェックが厳しいという点については、アメリカの空港も変わらないかと思うが、ともかくかなり気乗りしない航空会社である。 しかしそれよりも、あっさりとみのむちくんの気を変えたのは、ブリティッシュ・エアウエイズがワンワールド系だったからである。我が家は、スターアライアンス系(ユナイテッド)と、スカイマイル系(ノースウエスト)のマイレージしか集めていない。 ちなみにエールフランスだと、航空券代は11万円近い。やはり人気度とチケット代は比例するようである。 5月下旬 GWあたりから発生して、もはやヒステリー状態とも言える「国内新型インフルエンザパニック」こんなことを言ってはなんだが、国内感染者が増えると、「海外行くな風潮」が緩まるので、その点では幸いである。 大体、感染者が多い「メキシコやアメリカへ行くな。」というならまだ分かるが、「海外全て、どこへも行くな。」という意見には「なんだその時代錯誤な発想は??」と大変疑問を感じる。 「外国は治安が悪くて危険。」というようなステレオタイプの島国的発想か?それとも、日本特有の「みんなと違うことをするのを認めない。」と言うことか? くだらない。 そもそも、この現代に「鎖国」なんて出来るわけがない。それに、日本みたいに輸出入に頼り、モノも人の出入りも激しい国で、インフルエンザみたいな感染力の強い病気を防ぐのは難しいだろう。 大体そういう人達に限って、「日本は感染国だから、日本人の入国は認めない。」と諸外国から言われるかもしれない可能性を考えたことはないのか? しかし今、みのむちくんの職場が(プライベートの)海外旅行が自粛ムードにあるらしく、「今年は(旅行に行くのは)難しいかもしれない。」と言う。 だがそれも、「アジアだけは渡航OK」という不思議な線引きがあるから納得いかない。 ボーナスがでないから旅行資金がないとか、 日本政府が「行くな。」というならしょうがないと思うが、 たかがいち企業の学級会的ノリ(他社の人間にまで忠誠心を求める。)で、旅行に行けなくなるのは、本当に納得いかない。 あ〜〜くだらない。くだらない。なんか仕事とかやる気なくす。。 |
心を失う日々。。(出発前日まで・その2)
6月上旬![]() 一旦、落ち着いた私の仕事に、また忙しい日々が戻ってくる。 ちなみにボーナスは、何とかイタリアに行けるぐらいの費用は出た。それで「みのむちくんが(社内の自粛で)行けないのなら、私ひとりでも行ってやるぅぅぅ〜!」と思ったものの、「それはちょっとかわいそうかなぁ。」と思い直した。 そこで「ボーナスが出なかったら、どこかリゾート地に行こう。だけどホテルは絶対ラグジュアリークラス。滞在日数が短くなってもいいから。できれば食事がうまい国。」と言った。 「行き先は?」と聞くので、「どこでもいいけど国内不可。ハワイ、グアム、サイパンも、アメリカ領だから不可。」と答えた。旅行日数は7日間程度。予算は1人15万以下。絶対外せないのは、滞在ホテルは五ツ星であることである。 しかし、こんなに細かく条件が決まっているなら、リゾート専門の旅行社に相談する方がいいのではないか? 6月下旬 ![]() 「忙しい」という字は「心を失う」と書く。 まさにその通りで、時間の余裕だけでなく、心の余裕もなくなる。 そして、今は、ピークは過ぎた…と思いたいのだけど、今度はなんだか心が折れそうだ。 歌の歌詞じゃないけど、遠くに行きたい。(←不景気になって人身事故が多発しているのは、こういう人が増えてるんじゃないか?と思う。) 「何のために働いているのか?」とか「そこまでして(心を病んでまで)働く意味はあるのか?」と考えてしまう。 おまけにみのむちくんが「今年は海外旅行は無理よ〜。冷蔵庫も洗濯機もソファーも買い換えないといけないでしょ?(←うちはこの手の経費は折半である。)海外旅行は60歳過ぎたらいつでも行けるでしょ。(ママ風味)」と言う。 私に言わせたら、冷蔵庫も洗濯機も必需品だが、今、ごくごく普通に動いていて、全く正常なのに、なぜ買い換える必要があるのか?(←これだけ聞くと、まるでババアのたわごとみたい。笑) ![]() それに私にとって海外旅行は、最もストレスを発散できる方法でもある。 …と言うか、「海外旅行に行けないなんて、人生の楽しみを半分奪われたようなもの」という私が、あと20年近くガマンして、リタイア後に行くなんて考えられない!!本当に心が壊れてしまいそうだ。 それに世界は広いから、「体力のあるうちでないと行けない国」と「60歳過ぎても大丈夫な国」がある。 …と言うことを分かって言ってるのだろうか? それで「冷蔵庫も洗濯機もソファもいらないよ。それに60歳になるまで、海外旅行に行かないなんて考えられない。私ひとりでも行くから。」と言ったら、意外な海外旅行の候補地を出してきた。 それはチェコ・ハンガリー・オーストリアの中欧3カ国。 オーストリアはともかく、チェコ・ハンガリーは物価が安く、出発予定日の9月末の中欧は、航空運賃もわりと安い。我が家における「経費削減」である。
そんなわけで、再びみのむちくんは航空券をチェックする。あの我々旅行者を苦しめた燃油サーチャージが7月1日に改定される。…ということで、この日まで予約するのを待っていたらしいが、世の中そんなに甘くない! ![]() …航空運賃が上がっていた。(結果的に金額変わらず。。汗)しかも、「7月1日燃油サーチャージが廃止」になったのは、日系とアメリカ系航空会社だけである。 結局、スカイゲートでの予約で、今回はPEX航空券にしたらしい。格安航空券も売っていたらしいが、2000円しか変わらない上に、格安航空券の方が規制が多いのである。 そんなわけで、今年は9月25日出発。スイスインターナショナル・エアラインズ利用で、行き先はチェコ(プラハ・チェスキークロムロフ)・オーストリア(ウィーン)である。 それにしても「スイス・インターナショナルエアラインズ」とは、意外な航空会社が登場したものだ。今までよく見るヨーロッパ行きの格安航空券は、ブリティッシュエアーウェイズ、アリタリア、フィンエアー、アエロフロートと言ったところ。 スイス・インターナショナルエアラインズは聞いたことはあるが、私の周りで乗ったことがあるという人は、ほとんどいない。悪くはなさそうだが、実際のところは良いのか悪いのか?よく分からない。 しかし、よくよく調べてみると、実は「旧スイス航空」のことで、「空飛ぶ銀行」と言われるほど堅実な経営でありながら、2002年に破綻した。 ![]() そして、今はルフトハンザ航空の子会社となったらしい。だから、今まで格安航空券ではほとんど見かけなかったのに、登場するようになったのは、経営方針が変わったと言うことか? それにしても、南イタリアはどうなったのか?リゾートの話はどこに行ったのか?? みのむちくん曰く、「今年は積極的に観光をする旅行をしたい。」と言うことらしい。確かに…最近、どちらかというとリゾート系に片寄っていた。 しかし、オーストリアもチェコも、とりあえず「今後行きたい国リスト」の中にあったので、「まあいいか。」と思った。 7月9日 ところでウィーンと言えば、音楽の都。ミラノのスカラ座、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場と並んで、世界3大オペラ座の1つがある。せっかくだから、オペラ鑑賞もいいかもしれないと思い、「ネット予約できるかなぁ〜?」と調べてみると、公式サイトがあるではないか。 ただし「おおすごい!日本語だ〜〜!」と思って、クリックすると、ことごとく裏切られる。だがチケットの購入はできそうだ。さらに、日本語で予約できる会社も見つけたが………金額設定に驚いた。 ![]() 公式サイトでは、Sランクの演目の一番高い席でも168ユーロ(約23,000円)。だが、このサイトでは最も高いチケットが54000円、その次が40,000円、さらに座席指定なしが22,000円。 それって、ぼったくりすぎじゃないか〜〜〜???(ちなみに3ヶ月後、このサイトは更新され、「価格はお問い合せ下さい。」となっていた。) 公式サイトで購入すれば、4ユーロ(約540円)なんて座席もあるのに?!(ただしこの席は、全く舞台が見えない可能性もある。) もっと良心的な会社でも、チケット代の20%が手数料として加算される。 確かに外国語のサイトは敷居が高いかもしれないが…、日本はこういうサービスがやたら高い。 それはさておき、公演のスケジュールを見ると、今年の9月23日から10月13日まで7回にわたって、小澤征爾氏が指揮するらしい。しかし、私は興味のないことには1ミリも脳を使わない。 ………お恥ずかしながら、「日本で最も有名な指揮者」とは知らず、みのむちくんに「小澤征爾って知ってる?(みのむちくんは「博士みたいな顔の人。」と答えたが。苦笑)ちょうどウィーンにいるときに、オペラ座で公演するらしいよ。」と言った。 ![]() するとみのむちくんは「本当はオーストリア人の指揮者の方が、価値あるんだろうけど…見たいなあ。でも、ウィーン滞在が忙しくなるなぁ。」と言う。実はみのむちくんは、CDを何枚も持ってるほど小澤征爾氏のファンらしい。 私は、全くオペラには興味がないが、世界最高峰の場所で観るのは、またとない経験で、これぞ海外旅行の醍醐味である。「こんな機会、滅多にないから、行った方がいいよ。」と答えた。そんなわけで、ウィーン滞在を当初の予定より1日増やし、29日の公演にあわせた。 そしてみのむちくんは「(手頃な価格の)よい席は早く売り切れるから早く予約しなさい。(ママ風味)」とうるさい。 しかし一見、日本語サイトに見えるオペラ座の公式サイトは、実は英語とドイツ語表記でしかない。 だが、基本的にはそんなに難しいこともなく、劇場の座席と値段を見ながら、好きな座席を選ぶことができる。(右記の画像がオペラ座の座席表である。) むしろどの席にするかを選ぶのに、ずいぶん時間がかかってしまった。(リアルタイムで、空席をチェックできるあたりは「チケットぴあ」より進んでいるかも?) せっかくだから、オペラ座の雰囲気を味わいたいので、1人100ユーロの2階のバルコンを予約した。そして、予約した瞬間に自動配信メールが送られてきた。 なんとドイツ語!!しかも2通も。。。 「海外銀行の口座開設よりマシだろう〜。」と侮ったのは間違いか?(苦笑) ![]() 件名の「WIENER STAATSOPER/Culturall - Autorisierung 20576415 gestartet」すら分からない。 無料のWeb翻訳サービスがなかったら、全くお手上げである。 相当ヘンな翻訳をされたが、その後ドイツ語が分かる人にも訳してもらい、1通目は「まだ予約(購入)は済んでいません。」で、二通目は「(カード払いにて)予約・購入が完了しました。」と書かれていることが分かった。 ドイツ語だけでなく、せめて英語でも対応してほしい。(ちなみに、海外版の「チケットぴあ」のような会社から買うという手もあるが、チケットの受渡等の問題を考えると、公式サイトからの購入の方が無難だと思う。) 「これでまたひとつ、ウィーンに行く楽しみができた。」と、みのむちくんが喜んでるからいいけど。 |