ウィーン風カツレツが食べたい!(7日目・ウィーン・最終日)

まず行き先は、昨日ウィーンの森に行く途中で見かけたショッピングセンター。どこの国でもそうだが、その国の人たちの生活が垣間見える場所。そういう意味でもスーパーめぐりは面白く、安上がりにお土産が買える。

昨日と同じくD線のトラムに乗り、見かけたら下りることにする。しかし記憶は曖昧で、かなり進んだところで、「行きすぎだ。」と気付き乗り換える。こんな適当なことができるのは、3日間乗り放題のウィーンカードだから。

ウィーンの街並み トラムの車内

ウィーンのお土産は、ネットで検索して決めたマンナーのウエハースと、ザルツブルグの塩とクノールのスープ。クノールは元はドイツのメーカーで、塩もウィーンではないが、お土産としては手ごろである。

店内に入ると、一昨日行ったマンナーのアンテナショップより安く売られている。そしてまた別のスーパーにも寄り、荷物がいっぱいになってきたので、一旦ホテルに戻る。さらにホテル近くのスーパーにも寄ってみるが、ここは都心型なのか?まるでコンビニのような品揃えで、いまいち面白くない。

スーパーの店内 チーズがたくさん売られている
野菜売り場 もちろん量り売りもある
スーパーの店内 かぼちゃが売られているのはハロウィンが近いから?

そして今日は、「甘い7年戦争」のデメルのケーキを買おうと思うが、あまりに混んでいるので後回しにする。さらにこの近くにはちょっと気になる店があるが、その前に近くのペーター教会(Paterskirche)に入る。

ここはウィーンで2番目に古い教会で、11世紀に立てられ、19世紀にバロック様式の外観に改装されたらしい。ガイドブックには「天井のフレスコ画はぜひ見ておきたい。」と書いてある。まるで絵画のような写真になったが、ほとんど加工はしていない。見た目どおりである。

ウィーンの街並み ペーター教会
教会の内部 教会の内部
天井のフレスコ画 天井のフレスコ画

ところで「気になる店」は、このペーター教会の裏手にあり、「ショコラーデケーニッヒ(Wiener Schokoladekonig)」という。英語流に言うと「Chocolateking」。「チョコレートの王様」という意味で、店のロゴは王冠である。1844年から続く洋服のボタン屋の店内そのままで、ショーケースだけを追加してチョコレート屋にしたらしい。

自分で言うのもなんだが、洋菓子に関しては私は「なんかよさそうだと思って買ったら、すごくおいしかった。」ということが多い。この店も「何かよさそうだ感」が漂っている。そして(多分)ドイツ語しか喋れなさそうだが、とても愛想のよいおばさんの店員がいる。(愛想なしの有名店とえらい違いである。)

ショコラーデケーニッヒ ショコラーデケーニッヒ店内
ショーウィンドウ 店内のチョコレート

ここで、ザッハトルテとボタン型とスパナ型のチョコレートを買う。ホテルザッハよりずっと安いけど、同じようにちゃんと木箱に入っているので、十分お土産になる。みのむちくんも、みのむち母とみのむち姉にザッハートルテを買うつもりらしいが、どこで買おうか思案中らしい。

ショコラーデケーニッヒのショーウィンドウ 工事中のシュテファン大聖堂

とりあえず先に、シュテファン大聖堂の近くにあったマンナーのアンテナショップで、バラ撒き用のお土産を買う。マンナーのウエハースは、少々重いが安いし、個別包装されてるし、義理土産としては最適である。

ちなみにザッハトルテだが、もう1つの有名店インペリアルホテルにも行ってみる。ところが、ホテルのショーケースを見ると、今までになく高い。しかも五つ星ホテルのロビーにあるこの店は、入りにくい上に、店員は全く愛想なしで、にこりともしない。早々に店を出る。

クラーベン通り クラーベン通り・街角
ホーフブルク王宮 クラーベン通りのカフェ

結局、「ショコラーデケーニッヒ」に戻ることにするが、その途中で楽友教会で記念撮影。あちこちにいるモーツアルトもどきの売り込みも、なぜかここにはいない。みのむちくんはザッハトルテを2つ買った。

さらに、デメルでケーキを買う。閉店30分前なのでテイクアウトだが、この店はいつ通っても激混みだ。テレビ番組を見て、「雰囲気あるカフェ」と思ったら大違いである。(きっと撮影は、開店前に行ったに違いない。)

デメル本店 いつも混んでいる店内

帰国後…、さきほど買ってきたザッハトルテを食べた。すると……、砂糖なしの生クリームもエスプレッソがなくてもほどよい甘さ。オリジナルザッハトルテよりおいしい!!一緒に買ったチョコレートも日本のものと変わらない。

ガイドブックには「地元でも大人気のチョコレート店」と、サラッと書いてあるだけだが、もっと調べたら、デメルのパティシエが独立して作った店らしい。買った人の評価はどれもかなり好評で、「世界一おいしい。」と言う意見は大げさだと思うが、きっと他のチョコもおいしいだろう。オペラのイラストが描かれたチョコレートもあったし、もっと買ってくればよかった…と後悔した。

私はザッハやデメルよりも、こういう店の方がお土産としての価値があるんではないか?と思う。ホテルザッハーは、全世界へ送付が可能だが、この店はせいぜいヨーロッパ圏程度で、基本ウィーンに行かないと買えない。(大体、デメルもザッハーも、黙ってても客が入ると思ってんのか?なんかタカビーである。)

デメルのケーキ ジュリアス・マイネル本店

さらに近くに、「ジュリアス・マイネル(グラーベン本店)」(Julius Meinl am Graben)というまるで明治屋か紀伊国屋のような高級スーパーを発見する。 もっと早く見つけるべきだった。もちろん、今日めぐった地元密着型スーパーの方が安いだろうが、お土産を買うなら、ここがよさそうである。非常に便利な場所にあるし、高級スーパーらしい袋に入れてくれるし。

ジュリアス・マイネルの入り口 ジュリアス・マイネルの店内
ジュリアス・マイネルの店内 店内の商品
ジュリアス・マイネルの店内 ジュリアス・マイネルの店内

買い物を済ませると、もうとっぷりと日が暮れている。そこでお土産とバッグをホテルに置き、カメラと財布だけもって夕食に出かける。 今日はウィーン最後の夜。ウィーンの名物料理「ウィンナーシュニッツェル」を食べてみたい。ウィンナーシュニッツェルとは、簡単に言うと、「平たくのばしたカツレツ」で、ツム・フィグルミューラー(Zum Figlmuller)という店には巨大カツレツがあるらしい。

この先にあるのがツム・フィグルミューラー この先にあるのがグリーヒェンバイスル

しかし、どこの国も激盛りは流行りなのか?予約でいっぱいらしく入れない。しょうがないので、ホテル近くの店に向かうが、なぜか今日は定休日。そこでガイドブックを頼りに、ちょっとだけ離れた「グリーヒェンバイスル」(Griechenbeisl)という店を目指す。創業1447年のウィーン最古のバイスルである。

すると若い男性の店員に「屋外の席しかないけどいいですか?」と言われる。しかし直後に、初老のマネージャーらしき男性が出てきて、「パーティに用意していた席が急遽空いたので、そちらにご案内します。」と店内に案内される。

グリーヒェンバイスル 案内された部屋

そこは10数人程度が入れそうな個室になっており、確かにパーティができそうだ。それにしても…「バイスル」って言うのは、フランスで言うとビストロ、イタリアだとトラットリア…つまり「居酒屋風の気取らない店」のはずだが、この雰囲気は立派にレストラン。

えらいまともな店に入ってしまったなぁ。。

そして、渡されたのは日本語メニュー。「あ〜〜これはハズレか??」と思いつつ、「赤かぶのカルパッチョ」「鴨の燻製」「シュニッツェル」を注文する。(日本語メニューのある店は大抵観光客目当てなので、いまいちな場合が多い。)

赤カブのカルパッチョ 鴨の薫製
シュニッツェル 添え物のサラダ

しかし、やはり老舗は伊達ではない。見た目からして、まるでフランス料理のような繊細さな料理が出てきた。隣のテーブルに座っているじいさんは、どうもこの店の常連のようである。1人で、シュニッツェルを食べ、デザートにアイスワインで、アプフェルシュトゥルーデルを食べていた。

ちなみにヨーロッパで料理がおいしいのは「アルプス山脈より南の国」なので、オーストリアはどっちかというと「ハズレ」である。ただし、みのむちくんは「オーストリアもチェコも、本当にいいタイミングで注文を取りにくる。日本でもこんな風にはいかないだろう。」という。

案内された部屋 隣の人は1人で食事

だがこの店は雰囲気もいいし、「ウィーンでこんないい店にあたると思わなかった!」と思ったぐらいおいしい。ウエイターによっては、英語が少々通じにくく、「グラスをもう1つくれ。」と言ってもなかなか理解してもらえないが、この初老のウエイターは愛想良くとても親切である。

料金は2人で55ユーロ(約7600円)程度なので、そんなに高くはない。いつも最後日は尻つぼみの食事ばかりしている私とみのむちくんにしては、「かなり当たり」である。

お金をテーブルにおいて、店員がチェックしないうちに店を出たが何も言われない。60ユーロ置いたので、ごまかしてないことは確かだが、「観光客だから大丈夫。」とでも思っているのだろうか?そして偶然にも、プラハでもウィーンでも「最古のレストラン」に入ったのである。

実はこの部屋はサインの間 どこかにモーツアルトのサインが?!

ところで旅行記を作るにあたり、この店のことを調べていたら、「とても差別的な扱いを受けた。」という記事を見つけた。かなり驚いた。なぜなら、私とみのむちくんが通されたのは、「サインの間」と言われ、きっとあの店で一番よい場所だ。(何とモーツアルトやベートーヴェンのサインまであるらしい。)

料金もぼったくりとは思えないし、中国語はなくても、日本語メニューはあったので、むしろ日本人に気を使っているように感じる。ただその記事は、私が渡航した2年前のものなので、その間に改善されたのかもしれない。

トラムの駅 ホテルの廊下

ホテルに帰る途中、間違えて違うトラムに乗ってしまう。みのむちくんは「ここがヨハネスブルグでなくてよかったね。」って言うけど、こんな治安のいい都市と比べてはいけないだろう。

ホテルに戻ったのは夜10時30分。1時間だけインターネットをするため、フロントでパスワードとIDが書かれたカードを受け取る。(1時間4ユーロである。)風呂に入って、ケーキを食べて、明日の準備をし、やっと寝ようと思った頃には、夜中の1時を過ぎていた。

デメルのケーキ デメルのケーキ




スイスフランっていくらだ?(最終日・ウィーン〜チューリッヒ〜成田)

とうとう帰国の日。今日は、朝7時出発の空港行きのバスに乗車するつもりである。
朝5時30分に起きようと思ったら、みのむちくんがセットしていた携帯のタイマーで、5時に目が覚める。

思いがけず30分の余裕ができたので、昨日、ほとんどできなかった旅行記をちょっとだけ書き、掲示板に「今、現地時間で(朝の)5時50分です。まもなくホテルを出て、帰国の途につきます。しかし、もう楽しいことはほとんどなくなってしまいましたね〜〜〜。(ため息)」と書き込んだ。そして、化粧したり着替えたりしてるうちに、出発の時間となる。

空港行きのバスフロントにて、チェックアウトの手続きをするが、何だか元の請求額と金額が違う。「バウチャーを見せて欲しい。」と確認すると、予約時にすでにデポジットを支払ってるので、その分を差し引いた金額らしい。

…と、みのむちくんに説明していると、その横でフロントマンは「うんうん。」と頷いていた。日本語なのに、どうして私の言うことが理解できるのだろう?(笑)

時刻はすでに、6時40分過ぎ。バス停までは5分で行けるが、スーツケースなどの荷物があるから10分かかる。そろそろ時間がない!!そんな時に限って、領収書を丁寧に折りたたんで、封筒に入れてくれるものだから、さらに時間がかかる。ありがた迷惑。。。(苦笑)

そして少々焦り気味に、バスの乗り場へと向かう。下り坂なので比較的ラクだが、今日は天気が悪く小雨がぱらついている。

そして6時52分に到着。
1人6ユーロ(約828円)を支払い、バスの下部に荷物をいれて乗車する。出発は定刻の7時。オーストリアも北欧と同じく、「きっちり系の国」のようで、駅のホームには「あと○分で到着します。」という表示があり、本当に時間通り到着する。(そして、なぜか信号機は日本と全く同じである。)

バスは高速らしき道路を走り、20分ほどでシュヴェヒャート国際空港(Wien-Schwechat)に到着する。何だか舌を噛みそうなネーミングだが、英語では「Vienna International Airport」とかなりシンプルである。

シュヴェヒャート国際空港 シュヴェヒャート国際空港

しかし、スイスインターナショナルエアラインズのカウンターがない!どこにもない!

空港職員に聞くと、どうやらチェックインはオーストリア航空が代行しているよう。隣国だから、あまり利用客がいないのだろうか?しかし、他社代行のせいか?手荷物なんか全然見てないし、みのむちくんのスーツケースは20キロを少々越えてるのに何も言われず、意外におざなりである。(行きの成田では、手荷物の重量までチェックされたのに。)ちなみに私のスーツケースは16キロほど。もっと入れておくのだった!!

空港ロビー どこもいまいち感が漂う空港の店

さて、私とみのむちくんが搭乗するのは、10時出発のチューリッヒ行きで、まだずいぶん時間がある。そこで朝食を食べようと思うが、世界の例にもれずこの空港内も結構高い。しかも「このサンドイッチが4ユーロ(約550円)?!」と驚くほど、おいしそうに見えない。

そんなわけでどこもイマイチな感じだが、テイクアウトの店で、ミネラルウォーター1本と生ハムサンドを買い、6ユーロ(約828円)ちょっと支払う。生ハムサンドは予想通り、冷たくて硬くておいしくない。「ホテルのレストランのパンでももらってくればよかったなぁ。」と思ったが、朝7時前でレストランもまだ営業しておらず、フロントにも置いてなかった。(早朝チェックアウトする人のために、フロントにパンとコーヒーを置いているホテルもある。)

まだ時間があるので、お土産なども見て廻るが「え〜〜〜??この灰皿が1000円?!」「ぼったくりか?!」と思うぐらい高い。さらにオリジナルザッハトルテが空港でも売られているのを知っていたが、本店に比べたら5ユーロ(約690円)ぐらい高い気がする。発展途上国なら分かるが、先進国でここまで価格が違う空港を初めて見た。しかもショップやレストランの数も少ないし、成田空港よりいまいちである。

お土産物は総じて高い 搭乗ゲートへ向かう

そんなわけでここにいてもしょうがないので、パスポートと航空券を見せ、さらに中へと進む。オーストリアもスイスもシェンゲン協定加盟国なので、出国手続きはスイスで行うことになるが、このエリアから免税店がある。

自分用にバイオリンのリキュールが欲しい。オーストリアの有名なお土産なので、市内どこでも売られていたが、液体規制があるので、免税店で買うことにしたのである。ただし、イマイチな空港なだけあって種類も少ない。

空港にもマンナーのショップがある 搭乗ゲート

さらに搭乗ゲートと反対方向のエリアに向かうと、ホースラディッシュの瓶詰めを発見する。この味が気に入ったし、たまたま2ユーロコインがあったので買うことにする。バイオリンのリキュールは、あまり見かけない洋なしのイラストが描かれているものにした。(しかし、全く甘くないリキュールで、帰国後ちょっと後悔することになる。苦笑)

これらは全部、開封厳禁の袋に入れて閉じられる。開封しなければ、トランジットしても液体物規制のルールに引っかからない。だがこういう措置をとらなければ、誰も免税店買ってくれなくなるだろう。しかし結局、オーストリアでも「残るもの」は買わなかった。

機内より 満席の機内
滑走路へと向かう まもなくテイクオフ

ほとんど全員が搭乗した頃、機内に入るとほぼ満席状態。収納だなもいっぱいで、荷物がなかなか入れられず「失敗したな、」と思う。チューリッヒまで1時間程度のフライトだが、早朝のせいもあり、ほとんど寝て過ごす。

上空よりチューリッヒの街並み チューリッヒの街並み
まもなくランディング チューリッヒ空港に到着
タラップが接続される?? 到着ロビーへはバスで向かう

11時25分頃。定刻どおりチューリッヒ国際空港に到着。
これからトランジットまでの2時間ばかりを過ごすことになり、またショップなどを見て廻る。するとホットケーキミックスの箱ぐらいのインスタントのチーズホンデュが売られている。みのむちくんと「買って帰ろうかな。」と話すが、価格表示は23フラン。

スイスフランっていくらだ…?

ユーロやドルは毎日チェックしているが、スイスフランは盲点だ。免税店にあるユーロ併記のタバコの値段から計算すると、大体アメリカドルと同じぐらいのよう。つまり23フランのチーズフォンデュは、日本円で約2000円!!空港だから…というのもあるだろうが、噂どおりスイスは物価が高い。チョコレートのトリュフなどの試食もしたが、結局何も買わずに搭乗ゲートへと向かう。

空港内の様子 チューリッヒの免税店
やはりチーズが多い モノレールにてトランジットへ

到着時と同じくモノレールで向かうが、運転は15〜20分間隔。1本逃しただけで、搭乗時間ギリギリになってしまう場合があるので、注意が必要である。

降りたところで、出国手続きとなるが、私のバッグがセキュリティチェックに引っかかる。
X線の画面には、くっきりバイオリンの形が映っていた。笑える。さらに、ホースラデッジュも液体物扱いで、メガネをかけてまで真剣にチェックしている係員を見ているとおかしくなってきた。

また画面では怪しげに見えた大きな箱も「何だ。お菓子か。」と思ったに違いない。ちなみに私の後の中国人の青年も引っかかったが、彼のバッグから出てきたのは、ブリキの自動車のおもちゃ。]線は超リアルに色んなものを映す。

そして、ボーディングゲートで搭乗を待つ。みのむちくんはミネラルウォーターを買おうとしてやめたようだ。「ユーロしか持ってない。」というのもあるが、日本円に換算すると「1本400円」とあまりにも高いのである。(しかし、日本人観光客も多いので、その辺にいる人に「ユーロしかもってないので、スイスフランに替えてもらえませんか?」と言ったら両替してくれそうである。)だが何本も買ってる人がいる。ちょっと待てば、機内でいくらでも飲めるというのに驚きである。スイスフランを使い切ろうという魂胆か?!

搭乗ゲートに並ぶ人々 成田行きの機内

12時30分頃、成田行きに搭乗する。今度は荷物をちゃんと入れられたが、いわゆる見合い席。つまり緊急避難口のすぐ隣で、足を伸ばせるのはいいが、荷物を座席の下に置けない。(客室乗務員がある間は)写真が撮りずらい。しかもテーブルが小さい。

おまけに緊急時には係員の協力をしないといけない。…という説明を聞き、中央の座席に座っていた男性が「僕に協力しろって言われてもねぇ。。ほとんど何も役に立たないと思うけど…。」と言う。 (私とみのむちくんも「(この座席の意味を)知ってますよ。」と答えたものの、同意見である。苦笑)」

目の前には客室乗務員の座席が… お見合い席のモニター

この便の乗客は日本人ばかりのようで、担当の客室乗務員も日本人だから、日本語でも問題ないだろうが、「この席、勝手に決めたんかい?!」って感じである。客室乗務員は「大丈夫ですか?よろしいでしょうか?」とは言ったが、満席で変えようがないなら、あまり聞く意味はない。
エミレーツ航空の機体が見える
しかし、全員が搭乗したのに関わらず、出発する気配がない。

すると、「チューリッヒ空港が混雑して、なかなかテイクオフできないこと。しかし成田には定刻通りに到着できること。」を機長がやたら力説している。

スイスインターナショナルエアラインズは、時間にシビアなようである。

その間、本を読んで待つが、ふと窓の外を見るとエミレーツ航空の機体が見える。スイスに就航していたのは知っているが、こんなところで中東キャリアを見かけるのは、何だか不思議である。

そして予定より40分ほど遅れてテイクオフとなる。機体は高度を上げ、私は離れゆくスイスの景色をじっと眺めた。

なぜか無性に悲しくさびしい。そしてなぜか涙がでた。中南米の時は「もうそろそろ帰ってもいいかな?」と思ったのに。

チキンと海老の炊き込みご飯 みのむちくんのパスタ

スイス製のアイスしばらくして機内食が配られるが、今回はパスタとチキンの選択。

「チキンと海老の炊き込み御飯」と言うちょっと不思議な取り合わせだが、かなりまともな味である。

そして3時間ばかり眠って起きると、デザートはスイス製のアイス。濃厚なチョコレート味で、スイス製というだけでよさげに見える。

そこからまた本の続きを読んでいたが、旅行記の昨日の分が途中なので続きを書く。

(ちなみにこの文章は、帰国してから半年以上も経って仕上げている。しかし意外と鮮明に、色々覚えていることを見ると、覚え書きは箇条書き程度の簡単な文章で十分らしい。)

今回の最初の滞在先であるチェコ。
訪れたほとんどの人が「よかった」と言うらしいが、中世ヨーロッパの面影が残された情緒ある本当に美しい国。

しかし「各都市2泊」では、何だか不十分感が否めない。それと心残りなのは、やはり「形」として残るモノをほとんど買ってないこと。またいつか、リベンジしたい国である。

チェスキー・クルムロフ チェコのネコ
チェスキー・クルムロフの店 ウィーン・オペラ座の売店

そしてウィーンは、みのむちくんは「なかなかよかった。」と言うが、私は少々「あてが外れた感」が強い。
「バリバリの観光国」というイメージに違いはなく(観光用の馬車のおかげで道が渋滞する。苦笑)、「住みやすい街」と思うし、また行きたいと思った店はあっても、積極的に行こうという感じではない。きっとチェコが思った以上によかったからだろう。

ウィーンの街並み ウィーンの紳士服の店
デメルのケーキ デメルのケーキ

今回初めて利用したスイスインターナショナルエアラインズは、わりといい航空会社である。
航空運賃も安いし、時間に正確だし、機体は割とキレイだし、客室乗務員もアメリカ系みたいに恐ろしくないし、機内食もまずまずおいしく食べられるし、チョコレートだのおにぎりだのしょっしゅう配るし、アルコール類はタダである。

ただし、唯一の欠点が「重量制限がかなりシビア」であること。
最初にも書いたが、やはり経営破たんの影響だろうか。

破綻するまでは「国営企業がそんなに簡単につぶれるわけない。」と皆楽観的で、社員割引・家族割引で乗り放題。関空便の乗客率はガラガラなのに、社内で「スイス航空は空気を運んでいる。」なんてジョークが飛び交っていたらしい。(この状況は何だかJALに通ずるものを感じるが。苦笑)

軽食のサンドイッチ 朝食

日本到着まではあと5時間。今度は軽食のサンドイッチが配られる。前回のマイアミ行きの時もそうだったが、先ほどからみのむちくんはくしゃみがとまらない。この毛布のアレルギーか?はたまた機内のほこりっぽいのだろうか?
成田上空
さらに、日本到着直前になり、軽食が配られる。ほとんどコンチネンタルブレックファーストで、チーズとマーマレードは持って帰ることにした。10日ぶりの日本は10月のわりに暑い。旅行中は昼間は暖かくても、朝と夜は冷え込んで、薄手のダウンジャケットを着ても寒く感じるぐらいだった。

そして今、京成スカイライナーの中。みのむちくんは「写真撮らないの?」と言うが、外国の列車ならともかく、特にきれいでも何も変わり映えしない写真を載せても、誰も喜ばないだろう。

しかし帰国から1週間経っても、私の旅行ボケは治らない。それどころかとても寂寥感を感じている。

だって、ヨーロッパは私にとって「心の故郷」だから。

そして、旅行記のメモの最後には「来年の旅行はベルギーと言ったり、地中海クルーズと言ってるが…来年の今頃は円高かどうか?神のみぞ知る。」とある。

しかしその約1ヵ月後…来年の渡航先を決定づけるサプライズが起きる。

「旅の終わりは、また新たなる旅の始まり。…旅に終わりはない。」

2010年9月末より旅立つ「チュニジア・ドバイ編」へ続く…。

〜Das Ende〜