みのこの言いたい放題!!(その2)

*下記は、2002年に書いたものなので、今とはちょっと感覚とか色々違うこともありますが、「その当時、私が思ったこと。」ということでお読みください。


MRI検査の不思議

MRIとは、磁気共鳴断層撮影装置のことである。(これは間違いないです。苦笑)

体験記でも書いたが、同じ子宮筋腫でも、病院によって随分やり方が違うらしい。 造影剤の有無はもちろん、造影剤あるなしの両方で撮影したり、撮影時間も、15分から45分まで、まちまちである。さらに、腸の動きを止めて行う場合もあるという。そのせいで、料金もまちまちである。さらにいうと、CTスキャンも併行して行う場合もあるらしい。

だが、腸の動きを止めるって、撮る場所が胃腸なら分かるが、「なんで子宮・卵巣で?!」と疑問に思う。単にそれって、その病院の機種が古いのでは…?!(あくまで推測ですから、そういう撮影をした方も、気にしないでね。)

CTスキャンも撮るって、MRIの方が鮮明じゃないのか?!まるで「フライドポテトも一緒にいかがですか?」みたいなノリを感じなくもない。(苦笑)まあ〜、患者の立場ではなかなか拒否しにくいけど。(^_^;)

ちなみに、私は検査着に着替えて撮影したが、年輩の人はそのままの服装が多い。それで、ついうっかり、ポケットにクレジットカードを入れていた人がいたらしい。しかも、その中にはカードタイプの金券(クオカードやオレンジカードみたいなもの)もあって、データが全部すっ飛んでしまい、復旧するのに3万円もかかったんだとか…。(^_^;)

MRI検査で、磁場に影響されるものは、一切持ち込み不可です。くれぐれも気をつけましょう。(^_^;)

【追記】上記は2002年の話なので、検査方法に変ってるかもしれません。でも、、「磁場に影響されるものは一切持ち込み不可」(…というか基本何も持ちこまないほうが無難)というのは変ってないかと。


子宮筋腫に対する誤解

はぁ〜〜、これほど誤解の多い病気とは、夢にも思いませんでした。(^_^;) でも、そういう私も当事者になるまで、色々誤解していたのだから、人のことは言えません。(苦笑)

中でも一番多いのは、「もう子供が産めなくなるんじゃないか?」という誤解。ほとんどのケースは、「そんなことはない!」と断言してよいと思う。

なぜ、そんな誤解が生まれるのかというと、

以下、あくまで1980年代の話です。
私の母の筋腫が発覚した頃、その当時の治療と言えば、「子宮全摘」か「症状緩和」しかなかった。だから、ひどい症状が出ても、ギリギリまで我慢して、子宮を取るというパターンが多かったと思う。

かくいう私の母も、寝込むぐらい生理がひどくても、子宮を取るのがイヤで、手術しなかったのだと思う。しかも当時は、「子宮がないんだから、卵巣も不要だろう。」という考えで、卵巣も一緒に取ってたらしい。

そういう話が、今も横行してるのではないかと考えられる。私が聞いた中で一番ひどい話では、子宮筋腫のせいで、破談になったらしい。でも、「子宮筋腫=子宮全摘」というのは、ふた昔位前の話ではないかと思う。

そして、次に多いのは、子宮筋腫に限らず「良性腫瘍」と「悪性腫瘍」を同じように考えている人。

「まさか…!」と思われる方もいるだろうが、ホントに多いと思う。なぜなら私は医師から、筋腫のことを一度も、「腫瘍」とか「しこり」とは言われなかった。大抵、「筋腫」「こぶ」である。おそらく大抵の人は「腫瘍」や「しこり」と聞くと、「悪性腫瘍」を連想するので、あえて避けているのだと思う。

このサイトの趣旨とは大きく外れるので、詳しく書かないけど、良性と悪性では大違いで全く別物である。もし、同じようなものだったら、「経過観察」などという悠長なことはしないし、発生頻度が高さから、大きな社会問題になってるし、もっと子宮筋腫に関する研究が進むと思う。

他にも、色々誤解はあるが、キリがないので、この辺で…。(^_^;)



子宮筋腫は本当に病気なのか?!

特に私は、無自覚・無症状で、貧血もないし、全然元気なので、こんなことを考えてしまう。(^_^;)

筋腫だけを取り除く手術をして、病理に出したところ、成分は全て脂肪だった…ということがあるらしい。 それに、私を診察した医師達の態度を見ると、もしかして筋腫というのは、よく体の表面や、外に向かって出来るイボや脂肪の塊と、同じではないか?という気がしなくもない。 脂肪の塊も成長度合いが似ているし、神経を圧迫する場合や、美観の問題等の本人の考えによって、切除する場合もあるからだ。

最初に筋腫が発覚した時、私は医師に「子宮筋腫がありますね〜。知ってました?」と、軽い口調で言われたし。もし、子宮筋腫が重い病気なら、内診だけでこんなにハッキリ病名を言うと思えないし、「ある」と断言しないと思う。

だが、筋腫の出来る場所というのが、女性にとって大切なところだから、ショックを受けるし、出産や妊娠の妨げになる場合や個人の希望で、切除するのではないかと思う。

ただ私は、周りの人(特に男性や医師)には「病気のレベルのわりに、精神的ショックの大きい病気」と思って欲しいし、不安を感じている人や同じく筋腫持ちの人には「精神的ショックの大きいわりには、大したことない病気」と理解して欲しいと思ってる。

*2013年3月24日追記…(あくまで私の感覚だけど)この子宮筋腫と11年間も付き合ってきたせいか、はたまた身近に大変な病気の人が増えたせいか、婦人科医に恵まれてるおかげか?今はそんなにショック…と思ってない。でも、子宮筋腫のせいで「子供が産めない。」とか「このままでは妊娠は難しい。」と言われてショックを受ける人の気持ちは分かるし、色々考えたら、「ああ、やっぱり厄介な病気!」と言う感覚は否めない。。。



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