EX.リュープリン副作用のまとめ

リュープリンの副作用につきましては、私も散々ネットで調べましたので、参考資料としてまとめておきます。私の場合は、「1.88」の投与で計3回でした。(リュープリンには1.88と3.75の2種類があり、単純に容量の違いのようです。)


■1回目(8月20日)

投与後翌日から、ほてり、頭痛。かなりひどい頭痛で、頭痛薬のCMのように作業の手を止めるほど。市販の頭痛薬はもちろん、頭痛外来で処方された薬も何も効きませんでした。

結局のところ…副作用による頭痛ではなく、「副作用によって、血圧が上昇したため頭痛が起きた。」ということでしたが。(リュープリンを投与すると血圧が上がる傾向にあるらしいです。)


■2回目(9月24日)

血圧降下剤により、正常値に戻ったおかげか頭痛は起きず、副作用はほてりのみ。
しかし、10月下旬あたりから次第に寝つきが悪くなり、疲れやすくなっていきました。この辺から、デパスを睡眠導入剤として使用していましたが、3週間もすると効かなくなりました。


■3回目(10月29日)

不眠、疲労・倦怠感、体調が崩れやすい。情緒不安定。そのかわり、ほてりはあまりでず。
…と言うよりも私の場合、調子が悪すぎると、ホットフラッシュ(ほてり)も出なくなるようです。( ;∀;)


3回の投与を通じて…
もっと細かいことを言うと、明らかに吹き出物が出来やすくなり、肩こりはひどくなり、頭痛もでやすく、便秘しやすくなりました。あと体脂肪が増えて、代謝が落ちた気がします。(なんか、、胸もしぼんだような。涙)

ただ私の場合、代表的な副作用「ホットフラッシュ」は、「滝のように汗が出る」とか、そんなひどいものではなく、「カッと顔が暑くなってすぐ治まる。(汗は出そうで出ない感じ。)」程度でした。だから、体調がころころ変わるのには「困ったなぁ。」と思ってはいたものの、「リュープリンの副作用はひどいって聞くけど…まあこんなもんでしょ。」ぐらいにしか思ってませんでした。3回目の投与前までは。


しかし、3回目の投与以降…、自分でもここまで体調が悪化するとは思いませんでした。(個人差はあると思うし、不確かな情報ですが)「リュープリンの副作用は、3回目以降からからひどくなる」と言うのはホントだなと。

体力が完調時の40〜50%ぐらいしかなくなりました。仕事から帰ってきたらぐったりして、2時間ぐらい休憩しないと何もできず、しんどいからお風呂にも入れない。かといって、朝、出勤前に入るのも疲れてしまう。

今までと同じように日常生活を送れなくなり、気持ちの上でもとても落ち込みました。
本気で「ここまでしてまで、腹腔鏡手術やる意味あるの?」って、思いました。(冷静に考えると、予定通りの投与ができてるわけですから、今更腹腔鏡手術でやらないなんて勿体無いです。…とその時は考えるゆとりがありませんでした。)「リュープリンの副作用」と分かっていても、とても悲しくなってしまうのです。

まわりから「頑張れ」とか「もうちょっとだから。」とか「大丈夫、大丈夫」と言われても……
「私は今、しんどいんだよ!今すぐどうにかしてほしいんだよ!!」
「もうちょっとじゃないし!」(薬の効果は手術が終わっても続くから。)
「大丈夫じゃないし!!」
「そんな気休めは、同じ治療をしてから言ってほしい!」

と本気で思いました。

これで、睡眠導入剤を処方してもらわなかったら、ホントにやばいところです。寝られるようになったので、精神的にちょっと落ち着きましたが、副作用のせいで人間関係をぶち壊していくところでした。。。(笑えない。。)


逆によかったことを書くと…
3回投与でも効果はかなりあったようで、筋腫はふた周りほど縮小し、頻尿も改善されました。手術時間も短くすみ、大出血のリスクがなく、患者の命を守れるのも、この薬のおかげだと思います。(術中、50ccしか出血しなかったので、特に輸血せずに終了したようです。)エストロゲン(女性ホルモン)が原因で起きていた乳腺症の症状も治まりましたが。。(まあこれはたいしたことではない。)


リュープリンは、「女性ホルモンの分泌を抑え、一時的に更年期状態にしてしまうから不具合が出る」と言うのが教科書的説明ですが、実感的には「短期間で一気に老化し不具合がでるから、身体がついてこれずにしんどい。」ってことなのだと思います。

ともあれ、私の副作用が他の人と比べて、どのぐらい大変だったかどうかは分かりませんが、「何とか予定通りやりとげた。」って感じです。

だけど。。正直に言うと、もう二度とやりたくない。。。
ましてや「閉経前の逃げ込み療法」なんて冗談じゃない!!!
って感じです。
(「逃げ込み療法」のことを簡単に書くと…「リュープリンを半年投与して、次の半年休薬」を何回か繰り返し、やり過ごしているうちに、本当の閉経に持ち込む…と言う治療法です。身体の負担が大きいので、通常は閉経近いと思われる方にしか行いません。)


散々ないいようですが、私がリュープリン投与によるメリット「生理が(出血が)ないこと」を全く感じていないせいもあるかと思います。…というか、もしこのまま生理が再開しなかったら、とてもショックです。

「リュープリンが快適だ。」と思える人がちょっとうらやましい。
(…と一瞬思いましたが。。そういう人たちは、副作用以上に過多月経で大変な思いをされてきたんですよね。…と思うと、ちょっとでも「うらやましい。」なんて思ったこと、大変申し訳ないです。。。。)

やっぱりこの薬の話を書くと、術後の今でも何だか気分がずしりと重くなります。「本当にしんどかったんだなぁ。」と。(現在12月下旬、最後の投与から2ヶ月近くが経過して)副作用として自覚できるのは「ほてり、めまい、不眠」です。ただし、仕事を休んでいるので、そんなに気になりませんけど。

一刻も早く薬の効果が抜けて欲しいです。
(~_~;)
(*2014年2月1日追記…最終投与から約80日後に生理が再開しました!(´∀`)復活だ〜〜〜〜!!!)


これから治療を始める方に、怖気づかせるような内容ですいません!

もしも私が何かコメントできることがあるとしたら。。。
「副作用には個人差があるので、誰でもこうなるとは限りません。もっとラクかもしれないです。」
医師に、「副作用を緩和する方法があるのか?」と確認されるといいと思います。
とにかく“今だけ”と割り切って、ラクになりそうなことは、何でも試してみるといいかと思います。(ちなみに夏場のほてりには、市販の冷却シートがとても役立ちました。)