ヘビじゃ〜〜!!(沖縄・最終日)
さて気を乗り直して入った「玉泉洞」だが、国内第2の規模を誇る鍾乳洞。観光洞として、890mを公開してるらしい。だがまさか、900m近くもあるとは思わず、ひたすら薄暗い中を歩く。 最初のうちは、物珍しさで頻繁に撮影したり、たまに記念撮影が出来る場所もあったりするが、そうそう景色も変わらないので、段々飽きてくる。しかも疲れてくるので、「もし閉園時間になって、この中に隠れていても誰も気付かないだろうなぁ。」とか、どうでもよいことを考えてしまう。観光なら、半分の長さで十分だ。
次に向かったのは、ハブ博物公園。この沖縄や奄美地方はハブの生息地でもある。普通の生活をしてる分には、滅多に遭うことはないらしいが、ハブは「出血毒」というやっかいな毒を持ったヘビである。 ヘビの毒には、出血毒と神経毒という二種類があるが、出血毒は本来、獲物を飲み込みやすくするためのもの。咬まれると、傷口から出血し、内出血が広がり、腫れ、激痛に襲われるらしい。タンパク質を溶かし、筋肉組織を破壊するので、すぐに毒を吸い出さなければ、例え血清が間に合っても、噛まれた部分は壊死する可能性がある。
なんだか、書いているだけで気持ちが悪くなってきたので、このへんでやめておく。(苦笑)…とまあ、そんなハブの生態の展示や、そして本物のハブも見れる。(もちろん、これらの写真はみのむちくん撮影。) 大抵のヘビは、ぼぉ〜〜っとして「我関せず」と言った風情。だが、私とみのむちくんが、ガラス張りの向こうに立っただけで、今にも向かってきそうな気の荒そうなヘビがいる。 ![]() しかも説明を読むと、本当に「攻撃性が強い」とか「気が荒い」と書いてある。怖い。「神の使い」と言われる白ヘビもいるが、ヘビ大嫌いな私には、ありがたくもなんともない。 さらに、ガラス張りにもなっておらず、まるでサル山のような、飛び降りたら中に入れそうなところに、複数のハブが飼われている。 「もし子供が誤って落ちたら、危険ではないのか?!」と思ったが、きっと毒牙を抜いているのだろう。でなければ、こんな無防備な展示はしない。…と信じたい。(真偽のほどは分からず。) みのむちくんは、定時で行う「ハブ対マングース」のイベントを見たがったが、時間がないので、次に行くことにする。 「時間がない」と思ったのは、閉園時間を30分間違えていたから。だから、見る時間は十分あったと思うが、私は時間があっても見たくない。(苦笑) 次に東南植物楽園のような「熱帯フルーツ園」に行き、さらに「琉球ガラス王国工房」に行く。なんだかヴェネチアのムラーノ島のガラス工房と、とてもよく似ている。似たようなものを作ってるので、当然と言えば当然だが。 工房の横には土産物屋があって、「ちゅら玉の携帯ストラップ」を探したが見つからない。(ちゅら玉とは、琉球ガラスと浮き玉をモチーフにした商品で、ミニ浮き玉といった感じで結構かわいい。沖縄でも人気のお土産)
ちなみにこのへん一帯は、琉球王朝がもっとも栄えた大交易時代の那覇の街を再現した場所らしい。大河ドラマのセットとして使われたんだとか。書いてると、きりがないぐらい細かいスポットが多数ある。 さらに、染物屋、織物屋、茶店と、まるで昔ハドソンから発売された「桃太郎伝説(RPG)」の「希望の都」のような場所に出る。(これまた、分からない人にはさっぱり分からない説明)ガイドブックではないので、詳しくは書かないが、昔の沖縄の生活を再現した場所である。
ここで沖縄のドーナツ「サーターアンダギー」を、黒糖と普通のものを1つずつ買って食べる。(沖縄の方言で、サーターは砂糖、アンダは油と言う意味らしい。)さらに酒工房もあり、みのむちくんはビールを買って飲む。ハブ酒も売っていたが、「絶対飲めないこんなもの!」と密かに思う。 歩き疲れてきたので、ちょっと休憩してると、近くでまた「写真を撮って上げましょうか?」と、観光客に声を掛けるヤツがいる。これが海外なら、例え無料と言われても、絶対後で請求されるから断るべきである。
だが、頼んだらどうなるのか?興味があるので見ていると、まず約束通り、お客のカメラで写真を撮る。その後にもう1人が、自分のカメラで「気に入ったら買ってください。」ともう1枚撮る。 「またか!!」思わず苦笑した。しかももっと悪辣なら、お客のカメラで撮った写真は、わざと失敗してそうである。(苦笑) ちなみに、この小規模の展示物の後には、どこも必ず、土産物のコーナーを通らないと外に出られない。私は、こういう土産物屋を見るのがキライではないが、この商魂逞しさには呆れるばかりである。ここに限らず沖縄は、観光都市出身の私が引いてしまうぐらい商魂逞しい。 かれこれ2時間ぐらい滞在しただろうか?そろそろ閉園時間も近づき、バス停に戻る。閉園間近のわりには、また私とみのむちくんぐらいしか乗客はいない。みな自家用車、か観光バスで来てるのだろうか? 恐ろしく田舎な道を通り、那覇バスターミナルへ戻る。今日は、定期観光バスと同じぐらいの所要時間で、その半分しか見ていないが、慌ただしくもなくしっかり見れたので満足である。そして、慌ただしいながらも、この4日間で沖縄のほとんどを網羅した。(国じゃなくて、県だからそんなに不思議ではないが。) |
沖縄料理食べまくり(沖縄〜羽田)
飛行機の時間まで、まだ2時間ちょっとあるので、晩ご飯を食べるため、国際通りへと向かう。しかし、こんなにモノレールに乗るなら、2日乗車券ではなく、3日券を買えばよかったとちょっと後悔。昨日は逆に、ずっと観光バスで移動したから、ほとんど使うことはなかっただ。 今日は、昨日チラシをもらったフランス料理の店に行ってみることにする。沖縄でフレンチもどうかと思うが、特に「○○が食べたい!」と言うのはないからだ。 お土産物屋などを、覗いたりしながら、国際通りを歩いて行く。沖縄名物のお菓子で、紅イモのスイートポテトを買おうと思ったが、普通のものとあまり変わらないのでやめることにする。 店に行くと本日は休業。しかも紛らわしいことに、同じような雰囲気の店が隣にある。しかもそちらは営業中で、沖縄料理の店。もし間違えて入っていたら、メニューを見た時点でビックリである。 色々探している時間もないので、沖縄料理の居酒屋に入る。チェーン店のようで、単価もかなり安い。私とみのむちくんを観光客と見抜いたか(そりゃそうだ!)、通常のメニューと一緒に、沖縄料理の定番を紹介したものを持ってきた。もしこれが地元民なら、見飽きたゴーヤーチャンプルとかラフテーより、フライドチキンとかグラタンとか食べたいかもしれない。 みのむちくんは泡盛の飲み放題、私はシークァーサーのカクテルを頼む。シークァーサーとは、沖縄の柑橘系果物で、甘みと酸味がある。そして、身体にもいいらしいが、そんなことを私が考えるハズもなく、沖縄らしいものを食べたり、飲んだりしたいからである。
そして、「これが最後だから」とばかりに、天ぷら、山羊の刺身、海ブドウ、卵焼き、島豆腐など、たくさん頼んだ。(単価も安いし。笑)海ブドウは「1人前の量がなかったから。」と無料だった。ラッキー! 店に入って1時間が経ち、時刻は7時半を過ぎ。私が「そろそろ出ようよ。」というと、みのむちくんは「急かさないでよ。」と言う。基本的に、私はせっかち、みのむちくんはのんびり屋な性格である。 ![]() だがこの場合は、私の方が正しい!飛行機の時間は20時50分だから、遅くとも20時20分には、チェックインしないといけない。 しかも、空港まではゆいレールで約15分ぐらいだが、10分に1本しかない。それに空港では、お土産も買うつもりでいる。(海外旅行の時ほどではないが。) そんなわけで、慌てて店を出たが、案の定、那覇空港行きは出たばかり。この10分のロスタイムが大きい! 次のモノレールに乗り、那覇空港に到着したのは20時過ぎ。スーツケースを受け取り、チェックインを済ませると、売店は閉店時間ギリギリだった。 会社のお土産にサーターアンダギーを買い、「高いからやめようかなぁ?」と思っていたちゅら玉の携帯ストラップも買う。 さらにみのむちくんは売店で、機内で飲む酒とつまみも買う。それでもう、20時35分の搭乗時間。しかし、4日間のわりには、ビックリするほどあっちこっちに行ったなぁ。 ところで、行きは日本航空だったが、帰りは日本トランスオーシャン。機体は狭いし、きっと日本航空の使い回し。こんな言い方をしては怒られそうだか、「大丈夫か?この飛行機?」。(←この時もそう思ったが、しょっちゅうトラブルを起こしている日本航空系で、この発言は本当にシャレにならない。2005.5.現在) ただ、スポンサーの好意で、乗客全てに泡盛のミニボトルが配られる。みのむちくん、嬉しそうなので私の分もあげる。去年、仕事でスカイネットアジア航空に乗ったときも、宮崎県の銘菓をもらった。マイナーな航空会社には、こういうメリットがあるのかも? ![]() 離陸の際、窓からデジカメで夜景を撮っていたら、「電子機器のご使用はご遠慮下さい。」と言われる。今さらながらだが、携帯やインターネットならともかく、デジカメが使用禁止とは思わなかった。 確かに電子機器かもしれないが、電波を発するわけではないので、何がいけないのかさっぱり分からない。(ご存じの方がいらっしゃったら教えて欲しい。)それに国際線では、一度も注意されたこともない。 でも「デジカメがいかん!」と言うなら、今度からαー7(一眼レフカメラ)で撮ってやるとも! αー7は液晶ディスプレイがついてるので、一見デジカメ風だが、れっきとした銀塩カメラ。(←デジカメではなく、フィルムで撮影するタイプのスチールカメラをこう呼びます。) もし何か言われても、「これは電子機器ではありません。光学機器です!」と、思いっきり言ってやろうと思う。 2時間半後、私とみのむちくんを乗せた飛行機は、羽田空港に到着する。羽田は国際空港と言いつつも、やはり国内線仕様。荷物を載せるカートの使用可能区間は、異常に短いし、大きな荷物を持っての移動が、えらく大変である。 しかも時刻は、ほとんど終電間近。乗客は皆、焦って東京モノレールに乗り込む。(さらに平日なら、通勤客も乗ってるから、ラッシュ時は最悪である。) 「腐ってもタイ…ならず、成田空港。」 欠点だらけの空港とは言え、やはり大荷物での移動は、国際空港の方が便利だ。しかも幸いなことに、我が家からは、成田も羽田もかかる時間は同じである。 そしてやっぱり、国内旅行は国内旅行。 ![]() 帰りの意気消沈もないかわりに、海外旅行の時のような「わくわくドキドキ感」もない。「さ〜て、そろそろ帰るかぁ。」とまるで、近場に遊びに行ったようなもの。ましてや「旅の終わりは、また新たなる旅の始まり。旅に終わりはない。」なんて旅情に耽ることも絶対ない。 ちなみに、昨日のガイドさん曰く、沖縄には「沖縄病」というのがあるらしい。沖縄の魅了されて、毎年訪れ、果ては住みついてしまう人のこと。沖縄にはそのぐらい魅力があるらしい。 だが私は、沖縄病にはならなかったようだ。確かに「お正月をのんびり過ごす。」と言う点ではよかったかもしれないが、また同じ状況(どこもいっぱいで沖縄しか行けないとか。)にでもならない限り、きっと行かないだろう。 大体、私とみのむちくんの比較対象はドバイ。これでは沖縄には、かなり分が悪い。なぜならドバイは、一切日本語が通じない完全なる異国。沖縄が、いくら日本らしくないとは言っても、日本以外、何ものでもない。 私が旅行に求めるのは、「わくわくドキドキ感」であり「非日常性(異国情緒とも言う)」。 沖縄料理はおいしかったが、やはり日本国内には私が求めるものはない。そんなわけで特別な事情でもない限り、「国内旅行派にはなれんなぁ〜。」と実感した旅である。(皮肉にも、カメラをα−7に変えてから、沖縄編が一番よい出来である。カメラとフィルターの使い方に慣れたせいもあるけど。苦笑) もちろん!どんなにババアになっても、モト半端なバックパッカーとして、「人に連れて行ってもらうような旅はやめよう。」と心から誓うのだった。 |