食い倒れの日々は続く…(4日目・クルーズ3日目 終日クルージング)


クルーズ3日目。今日のスケジュールも終日クルージング。

今朝の朝食は、ウィンジャマーカフェで簡単に済ませることにする。どうも毎食、食べ過ぎる傾向にあるので、フルーツなどを中心にできるだけ軽めに、量は少なめにする。しかし…隣のテーブルを見ると、朝からてんこ盛りのおっさん。しかも、ローストビーフやフライドポテト、プリンとパンとフルーツが同じ皿。アメリカはたくさんとって、捨ててしまう文化の上に、「くそも味噌も一緒」って感じである。(下品で失礼!苦笑)

ウィンジャマーカフェ ウィンジャマーカフェ

そのあと、もう一軒のレストラン(ステーキハウス)チョップスグリルの予約を取ろうとするが、話し中で留守番になってしまう。そこで、直接店に行って、予約を入れることにする。するとこちらも、今日の21時15分のみOKで、その時間で予約する。これまた、他の日程は全く空いていないようだ。

なぜなら、乗客は最大で約3500人もいるのに、2軒あるレストランはどちらも普通の広さ。キャパシティに限界があるのは当然である。だからもし、希望日があるなら、チェックインしたら速攻で予約すべきだろう。あるいは日時を選ばなければ、意外に当日が空いてるかもしれない。(しかし24時間以内のキャンセルには、1人10ドルの料金がかかるので要注意である。)

ところで、水曜日(明後日)にはアイススケートショーを見に行くのだが、19時からの開演なので、メインダイニングでの夕食時間に間に合わない。そこで、2回目の夕食時間「セカンドシーディング(20時から)に変更できないか?」と、ゲストリレーションで聞いてみる。すると、「ゲストリレーションではなく、担当ウエイターに言ってほしい。」と言われる。明日は、久々にメインダイニングに行くつもりでいるので、そのときに聞いてみようと思う。

ロイヤルプロムナード ロイヤルプロムナード
ロイヤルプロムナードにあるATM ゲストリレーション

その後、11時からデッキ5のスフィンクス(The Sphinx)で行われるビンゴ大会に参加することに。(この会場は、アートオークションなども行われ、夜はバーにもなるようだ。)ビンゴカードは30分前から販売され、6枚セットで31ドル(約3,350円)、18枚セットで68ドル(約7,360円)。…なぜ6枚セットなのだろう?

よくわからないけど、とりあえず6枚セットを買うと、6枚のビンゴカードが1枚のシートに印刷されたものを4枚渡される。裏には日本語でも説明が書かれているが、いまいち不明だ。これもまたシーパスカードで購入。この時、カードを販売している男性が、「○○(私の名前)?いい名前だね。」と言うが、東洋人の名前の良し悪しが分かると言うのだろうか?(苦笑)

いまいち要領がよくわからないままに、アートオークションの説明が終わるのを待つ。変わって、ビンゴ大会の司会は、超陽気でハイテンションの男性。BGMに合わせて、お尻をふりふりダンスを踊っている。この回の最後にビンゴカードを買っていたのは、ポンパという名前のおばあさんだが、その名前が気に入ったのか?「素敵なポンパ♪かわいいポンパ♪」とやたら連呼して歌う。最後に色々グッズをあげていたが、アメリカは客いじりも激しい。(笑)

さて、このビンゴ大会のルールだが、1回につき1枚のシートを使用し、4回ビンゴ大会をやるらしい。そして、1枚のシートに6枚のビンゴカードがある場合はチャンスが6倍、18枚は18倍になるという仕組みのようだ。

スフィンクスはエジプト風!! ビンゴ大会

さらにルールは、毎回変更される。最初の回は、普通に5つ数字が空いたらOKで、2回目は左端と右端のたて列の10箇所、3回目は6箇所集中、そしてラストは、25コマすべてが開かなくてはいけないようだ。(このルールは、毎回変更されるかもしれない。)

もちろん、難易度が高いほど賞金が高くなるが、1人ビンゴが出たところで終了となる。…ということで、そんなに英語が得意でなくてもルールは理解できる。しかし、英語アナウンスではついていくだけで必死である。みのむちくんにも手伝ってもらって、シート上の6枚のビンゴカードをチェックした。結局、31ドル出して遊んだだけ…となる。まあそれなりに面白いけど。

最後に司会者から、船のグッズがばらまかれている途中で、船内アナウンスが入る。こう言った場合、イベントを一時中断しなければいけないようだ。しかし、やっと終わったと思ったら、今度はまくし立てるようなスペイン語の放送。マイアミはアメリカの都市だが、スペイン語圏でもあるからだ。しかもまるで呪文のように超早口。「スペイン語圏の人たちは、これで聞き取れるのだろうか?」と思うぐらい早口。そして、このスペイン語アナウンスのおかげで、ビンゴ大会は尻切れトンボで終わる。

ビンゴ大会を待つ人々 リバティ・オブ・ザ・シーズの通路

今日の昼は、「ジョニーロケッツ(Johnny Rockets)」という古きよきアメリカをテーマにした老舗ハンバーガーショップに向かう。ここもカバーチャージが1人3.95ドル(約430円)と飲み物代がかかるが、その他のメニューはすべて、どれだけ食べても料金は変わらない。

この船の他のレストランやバフェにも言えることだが、この船はどうやら飲み物で利益を得るようだと思う。(飲み放題のプランもあるが、炭酸飲料だけなので、特に申し込まなかった。)日本は逆に「飲み物は無料・食事が有料」というケースが多そうだが。

ジョニーロケッツ フレンチフライとオニオンリング

それはさておき、オニオンとポテトのフライをハーフずつ。(「量が多い」と見たので、1人で1人前)そして、私はハム・チーズのホットサンド、みのむちくんはダブルバーガーを頼む。オニオンとフライはハーフながらも、日本のレギュラーサイズ並み。(ケチャップのニコちゃんマークが愛嬌だ。)だが、ホットサンドは普通の量。いまいちアメリカの分量感覚はよくわからないが、まずいわけでもなく特別おいしいわけでもない。だが、ハンバーガー好きではないので、「また来るか?」と言われたら微妙である。

ハンバーガー ホットサンド

しかし、「デザートはいかがですか?」と言われて、チョコレートサンデーを注文してしまった!ヴァニラシェイクを飲んだくせに。(苦笑)これが、アイスクリームてんこもりで、しかもチョコレートソースがグラスいっぱい、たっぷりと入っている。全部食べられなかったが、もう何も入らないぐらいお腹が苦しくなる。今夜の夕食は、チョップスグリルだから、量は控えないといけないのに。(さすがに「もう1つ(ホットサンド)いかがですか?」と言うのには断った。)

ヴァニラシェイク チョコサンデー

その後、キャビンに戻り、1時間ぐらい昼寝をする。まるで揺りかごのような緩やかな揺れは、やたら眠りをさそい、起きるのが大変だ。一般的には船が大きくなればなるほど、揺れは少なくなる。しかも最近の客船は、「フィンスタビライザー」という揺れ防止システムが搭載されているので、リバティ・オブ・ザ・シーズのような10万トン以上の超大型船なら、少々天候が悪くても、さして揺れないのだとか。(だから前評価通り、クルーズ中、船酔いしている人を一人も見かけなかった。)

実はヘリポートもある 真っ青なカリブ海
キャビンへの通路 船内の階段




ステーキハウスで食う!(4日目・クルーズ3日目 終日クルージング)

その後、みのむちくんはプールに、私はフィットネスセンターに向かう。普段の私は、運動なんかほとんどしないが、クルーズに乗船して以来、毎食食べ過ぎだからだ。まだ3日目だというのに。(苦笑)ランニングで1キロ、エアロバイクで4キロ漕いだら、汗だくになる。

行く手には雲が… プール
H2Oゾーン 大人用のプールソラリウム
フィットネスセンター フィットネスセンター

そのあとインターネットコーナーに行くと、とても静かな画廊みたいな空間にパソコンが置かれている。ここでシーパスカードを差込み、支払い方法を選択すると、インターネットを開始できる。料金は1分50セントとか、60分25ドル(約2,700円)など、色々な料金体系がある。

しかし回線があまりに遅い上に不安定。Yahoo!ジャパンを出そうと思ったら、最初エラーが起きる。ついでにメールもチェックしてみるが、とにかく回線が遅いので、なかなか表示されない。あっという間に10ドル近くを支払うことになる。(そんなわけで、インターネットは高くつくので、あまりオススメできない。)

インターネットコーナー 回線状況があまりよくないパソコン

今日はプールに入らないつもりだったが、また水着に着替えて、ジャグジーとプールに入る。フィットネスで汗をかいたし、ちょっと運動したぐらいでは、なかなかお腹が空かない。それに、日差しもあまり強くなく、暑さもさほどではないからだ。(この時期の気候の説明にあった)「皮肉なことに、ハリケーンが来なければとても快適」なのだろうか?しかし今、リバティ・オブ・ザ・シーズの行く手には雨雲が広がっている。もしかして、クルージング始まって以来の雨天か?明日は初めての寄港地だというのに。

今日もプールは人でいっぱい H2Oゾーン
日が沈みかける さすがに乗客もおらず
カリブ海の夕日 ロイヤルプロムナード

プールから出た後、一度着替えに戻ってロイヤルプロムナードに行くと、通りの真ん中でアクセサリー類が売られている。どうやら日替わりで、ネックレスや時計などの販売を行っているらしい。その中で、ちょっとよさげな琥珀のアクセサリーを発見!

琥珀のネックレスはデンマークでも買ったのだが、こんなおしゃれなデザインはなかった。「いいなぁ。ほしいなぁ。」と思ったが、比例して値段も高いのでちょっと悩む。オーシャンオパールという瑠璃色の宝石が50%オフで売られていたが、残念なことにあまり興味がない。

船内の案内図 イングリッシュパブ

まだ予約の9時15分までは時間があるので、ロイヤルプロムナード沿いにあるイングリッシュパブ(hoof & Claw Pub)に行き、みのむちくんはギネスビール、私はカクテルを頼む。(みのむちくんは、ここに行きたかったらしい。)フローズンなカクテルで、しかもちょっと酔いが回る。このあと食事でステーキ食べるのに大丈夫か?!

ところで、船の中の支払いはすべて、シーパスカードを提示し、明細書にサインして、後日精算なのだが、なぜか他の人のシーパスカードを返される。私のカードはすでに受け取っているので、どうやら間違えてるのだろう。とりあえずカウンターにいる店員に返しておく。(持ち主の顔と名前が一致しないと思うので、きっと困ると思うけど。)ただ、このカードを紛失しても、乗客もスタッフも全て(船会社側に)身元が知れているから、あまり悪用は考えられないし、ゲストリレーションで何かIDを提示すれば、すぐに再発行してくれるので、不自由しないと思うが。

みのむちくんのビール フローズンカクテル
パブの店内 船内の階段

その後、ちょっと休憩してから、チョップスグリルに向かう。店内に入ると、最初、真ん中の席に案内されたが、奥の窓際の席が空いたので、移動することにした。落ち着いていて、人目もつかず、写真は撮りやすい席だが、あまりに暗くてデジタル一眼でも苦労する暗さである。

ここの担当ウエイターはフィリピン出身の男性。(初対面では必ず、名前と出身国を言うのは、インターナショナルルールなのだろうか?)私とみのむちくんが「JAPANから来た。」というと、「もしもし」と「あのね」という。私の経験から言うと、「あのね」(しかも「あ」のアクセントが強い)は、なぜか東洋系の人からよく出るフレーズ。(私はあんまり好感が持てないけど。)そして、カメラを構えていると、(ありがた迷惑なことに)写真を撮ってくれようとするが、見事にピンぼけである。(笑)

チョップスグリルの店内 パン

それはさておき、メニューは、ロブスターのビスキュイ、テンダーロインステーキ、添え物の野菜はコーンを頼む。(料理は全部無料なのだから、高いものを頼まないとソンだというセコイ考えである。笑)ビスキュイは、昨日のポルトフィーノで食べたものと全く同じ物。うまいからいいけど、2日間続けて、イセエビのスープとは。

ステーキは5段階ぐらいの焼き方があり、ミディアムレアを選ぶ。大体、アメリカでは「生」って考えられないらしく、日本人の感覚で言うと「焼きすぎ」。だから、一段階軽く言わないといけない。すると案の定、ミディアムレアではなくミディアムになっている。味はまずまず。

前菜 テンダーロインステーキ
私のデザート 食後のコーヒー

みのむちくんは10オンス(約280g)にしたが、私は7オンス(約200g)。そのぐらいで十分だ。さらにデザートは、ポルトフィーノと全く同じ物がきたのでびっくりである。もしかして、同じ厨房で作っているのだろうか?しかし結局、今日もまたお腹が苦しくなるまで食べている。(苦笑)

エレベーター ロイヤルプロムナードでダンシング

チョップスグリルをでると、ロイヤルプロムナードあたりが、えらく盛り上がっている。どうやらダンスショーの真っ最中。(「Dancin in the street-70'Style」というイベントらしい。)踊っているのは、警察官と革ジャンを着た男性のダンサー。全く全く似てないが、シュワちゃんの真似??(笑)そして、客を巻き込んでの大騒ぎ。警察官の格好をしたダンサーが客に水をひっかけたり、おぶさって記念撮影をしているあたり、アメリカのショーは、客いじりが本当に好きだ。(笑)

ダンスショー 警察官とカーボーイとインディアンか?!
ノリノリのショー レイザーラモンHGではない。(笑)

しかしこれは、ミキツーリストの人がくれた日本語版「コンパス」には書かれていないイベント。日本語版はダイジェストな上に、ロイヤルカリビアンが作ったモノではない。やはり参考程度にして、ロイヤルカリビアンから配布される英語版コンパスをチェックしないといけないようだ。もちろん全面英語なのだが、そんなに難しいことも書いておらず、慣れると意外にわかりやすい。私も3日目にしてだいぶ慣れてきた。

右端のハゲのおっさんはディレクター イザベラさん作・タオルアート

夜も更けてきたので、キャビンに戻って眠ることにする。明日は初めての寄港地セント・マーチン(St.Maarten)。朝9時には港に到着するので、昨日より早く起きないといけない。しかし、プールデッキからは音楽が聞こえ、まだガンガンに盛り上がっている。

シャワーを浴びているとみのむちくんが「ねえ、ねえ、みのこ!隣からふご〜って、聞こえるよ。」っと言う。隣のバルコニーを覗くと、パンツ一丁のおっさんが、バルコニーにベットマットを持ち出して、大いびきをかいて寝ているではないか!(笑)隣のキャビンはジュニアスイートだが、いびきがうるさいからと、家族に追い出されたのだろうか?

ところで、今日のイザベラさんのタオルアートはよく分からない。宇宙人か?!水引か?!(それはないかも。。笑)