みのみちくん、久々にボケかます!(7日目・クルーズ6日目 寄港地・ラバディ)


クルーズ6日目にして、最後の寄港地はハイチ共和国(Republic of Haiti)のラバディ(Labadee)。
アメリカ大陸を発見したことで知られているコロンブスが、休息の場として選んだのがこのハイチらしい。

…と言っても、ラバディはロイヤルカリビアンのプライベート半島であり、西カリブでも東カリブ海クルーズでも必ず組み込まれている。到着は朝8時と、これまた結構早いが、出航は16時なので滞在時間は意外に長い。ロイヤルカリビアン側はぜひとも立ち寄らせたいのかもしれないが、のんびりするだけの場所なので、下船する必要性はあまりなさそうである。そこで、1時間後の9時に下船することにする。

ハイチに近づいていく プライベート半島
ハイチの風景 テンダーボート

船が半島近くに到着すると、次々にテンダーボートが横付けされる。ここは、リバティ・オブ・ザ・シーズのような大型船が入港できるような港がないのだ。(しかしここが、最も船をキレイに撮影できるポイントと言われている。)そして同時に、乗客の昼食のための食料も、船から運び出されるようだ。

みのむちくんが「ボートの時間は、決まってるみたいだから、もうちょっと早めに行こうよ。」と言うので、8時30分頃ボート乗り場へと向かう。(しかし、予想に反して、ボートはひっきりなしに来るので、そんなに気にする必要もない。)今日も雲ひとつない快晴で、昨日よりさらに暑くなりそうだ。そしてビーチで泳ぐつもりなので、水着の上に薄手の半袖ジャケットを羽織って下船する。

横付けされたテンダーボート 一番キレイに撮影できるポイント
船から島へ ボートで島に向かう

またまたミキ・ツーリストの資料を見ると、このラバディは私有地なので、さほど大きくなく、特に観光と言うものはない。6カ所の小さなビーチと、カフェと食事する場所とマーケットだけである。そして、オプション(有料)で、パラセイルやカヤックなどのマリンスポーツが楽しめるようだ。ビーチ沿いにいても、反対側の海岸が見えるところを見ると、船からの館内放送も聞こえそうなぐらい近いのである。

「まずどこに行こうか…?」と考えていると、車がやってきたので乗ってみる。(何と安易な…。笑)どうやらこれは、トラムのようだ。それに乗って、10分も経たずに1週できるところを見ると、やっぱりそんなに広い場所ではない。

ラバディーに上陸 島の交通手段・トラム
フリーマーケットのようなお土産物や 色々なものが売られている

マーケットと言われる場所で降りると、屋外に雑然と並んであるフリーマーケットのような店と、屋内のマーケットの2種類がある。しかし入場したら最後、あれこれと色々と話し掛けられるので、もうちょっと人が増えてから行くことにする。近くのビーチに行き、ビーチチェアに座ろうとすると、ここは予約席だという。そこで新たに席を作ってもらい、チップを渡した。


さらにビーチマットを10ドルで借りる。浮き輪やビーチボールを持ってきてるのだけど、うっかりしたことに船に置いたままである。ビーチマットに乗って、ふわふわと浮いていると心地よいが、あまりにも日差しが強く、焼けてしまいそうである。かっこよくはないが、パレオで背中を覆った。

この半島の事務所か? 海岸でくつろぐ
わりときれいな海 ビーチマットでくつろぐ
ビーチマットでくつろぐ私 わりときれいな海

それから1時間あまり…、気が付くと潮が満ちてきて、ビーチチェアを侵食している。このままでは沈んでしまうので、さらに陸にあげ、ついでに日陰に移動させる。そしてまたマーケットを見に行くと、みのむちくんは現地の人であろう店員に「Ahahahaha!」と笑われる。

指さしたところを見ると、Tシャツのタグが胸元にあるではないか!裏返しに着ている上に、後ろと前が逆だ。久々に海外でボケかましてるのか?(笑)

ハイチの人形も売られている 屋内の土産物屋

色々と商品を見ていると、ラム酒にレーズンがつけられた酒があり、買おうかと思ったが、今買っても邪魔なので後からにする。そろそろお腹が空いてきたのだが、まだ何もやってないのだろうか?(ここには個人で営業しているレストランはなく、船のスタッフが準備するのを待つしかない。)それにしても、毎日毎日過食気味で、「お腹空いた。」と感じるのは、乗船して初めてである。

屋内の土産物屋 屋外レストラン(ここしかない)

しばらくすると、何だかバーベキューのにおいが漂ってくる…。きっと船から運んだ食料で調理してるのだろう。まるで、アウトドアのキャンプのようである。(これもクルーズ料金に含まれているので無料)…と言っても、ウィンジャマーカフェの料理とさほど代わり映えしないが。しかしスタッフは、透明な手袋をして食品を扱っているという入念さである。そこで、ハンバーガーとグリークサラダ、フルーツやパウンドケーキを取ってきた。

そして、一応屋外レストランとなっているこの場所では、生バンドでハイチの音楽を演奏している。もしかしたら…「出演料は無料だけど、自由に営業してよい。」と言われているのかもしれない。(しかしこの日はほとんどCDは売れず。笑)

昼食のバフェ ハイチの音楽を生演奏
ハイチ民族舞踊 ハイチ民族舞踊

その後、眠くなってきたので、ビーチチェアで休むことにする。毎日毎日、ごろごろのんびり過ごすのが好きなみのむちくんには、うってつけの寄港地。(笑)しかし、10ドルで借りたビーチマットがもったいないので、隣のビーチで泳ぐことにする。ここはどうも、元は遠浅のさんご礁なのか、水はきれいだが、どこまでも水深浅く、やたら岩が多い。

日差しは強い 頭上にあった椰子の木

その後、再びマーケットに行き、木でできたワイングラスをお揃いで買う。(みのむちくんのはやたらでかく、イラストがはげるのが怖くて、未だ2つとも使っていない。)そして、ヘマタイトのネックレス(なぜかキリン。笑)、レーズン入りのラム酒と、お土産用にコーヒーを買う。ハイチと言えば、やっぱりコーヒーか?

すると、やしの木の繊維で編み上げたようなどでかいバッグに入れられた。うっ!私のスーツケースの幅よりでかいこのバッグは、このまま持って帰れない。ちょっと…いや、かなりありがた迷惑。(未だ台所の隅で眠っている。苦笑)

サン・ファンのように、お酒をエアパッキンなどで包んでくれるほうがありがたい。しかし、いつも海外旅行では、こういう風に時間を区切られて買い物することがないので、何だかとてもあわただしく感じる。

屋外の土産物屋 民族舞踊ショーが見られる場所
屋内への入り口 屋外の土産物屋
屋外の土産物屋(絵画も売られている) 案内板

テンダーボートの最終乗船は16時。まだ1時間位、時間はあったが、船に戻ることにする。皆、考えていることは同じなのか?テンダーボート乗り場は、乗船する客で混みだした。そこに、ラム酒入りのジュースを持った売り子がやってくる。

「ソウ、デリシャ〜〜〜スゥゥゥ♪♪」(「So delicious!」とってもおいしいよ!)

めっちゃハイテンション。(笑)まあ、乗客だって、単にボートに乗ってるだけでも、トラムに乗っていて、老いも若きもおっさんも「ワッハッハッ!」とみんな楽しそうだが。ところで、水際ではよく「What time is it?」とよく聞かれるが、時計をしている人が少ないからだろう。(私もみのむちくんも防水時計である。)

ボート乗り場に向かう 最後まで生演奏
建物の中 船へ戻る
テンダーボートから撮影 船が近づいてくる

そして、再乗船口で「またお酒を取り上げられるのか?」と思ったら、特にチェックされない。ラバディは外国ながらも、ロイヤルカリビアンの私有地だからか?(ところで、この寄港地での素朴な疑問は、「プライベート半島以外の場所には行けないのだろうか?」ということである。時間的には可能そうだが、ラバディでは入国手続きは全く行われてないので、一旦空港へ出向いて、入国手続き、帰りも出国手続きをしないといけないのだろうか?)




みのむちくん、マンガ肉を食らう。(7日目・クルーズ6日目 寄港地・ラバディ)

その後、一旦荷物をキャビンにおいて、ウィンジャマーカフェに行く。ずっと水着とパレオのまんまだが、そのままで行けるところが、カジュアル船のいいところ。そして、なんとなくケーキも食べたくなったのでちょっとだけ食べた。

ところで、アメリカのお菓子は「ものすごく甘い。」と思っていたが、この船のデザートは、ほどよく抑えられている。私が初めてアメリカに行ったのは、かれこれ10年前のこと。近年、アメリカでも、激甘が好まれなくなってきたのだろう。例えば、「ジェロ」(演歌歌手ではない。笑)というゼリーのデザートがあるのだが、これまた日本のゼリエースとあまり変わらない。(作り方もハウスのゼリエースと同じようだ。)

ラバディの半島(こうしてみるとやっぱり小さい) ラバディの半島
今までの寄港地と違って、人が見えるところがリアル ラバディの半島

まだ夕食までは、1時間半ぐらいある。ラバディの半島みのむちくんは寝ているが、私は連日の旅行記の続きを書いている。時間がなくて、かなり端折った日のところも書き加えるためである。

しかし、記憶がまだ鮮明なせいか、やたら細かくなってしまい、1日分を書くのに1時間以上かかる。(でもこれが後に、HPの更新作業時にかなり役立つのである。)

今夜はカジュアルデー。せっかく日本から持ってきた浴衣を、「もう1日ぐらい着たい。」と思い、40分ぐらい前から準備する。シワがついてしまったので、ちょっと着方が雑だが、他に日本人はいないから大丈夫だろう。(笑)

エレベータに乗ると、またまた一斉に注目の的となる。そして、メインダイニングに行くと「Japanese!」といわれる。彼らからしてみれば、図鑑に載ってるかのごとく、典型的日本人スタイルなのだろう。

今日はモッツアレラチーズのサラダと、ブラックタイガーのバターソテーを頼む。サラダには、バルサミコ酢とオリーブオイルのドレッシングがかかっている。あ〜やっぱりこの味!アメリカ味でなくておいしい。ブラックタイガーもシンプルな味つけである。

トマトとモッツアレラチーズのサラダ ブラックタイガーのバターソテー

そしてみのむちくんが注文したのはラム肉。しかし…

はじめ人間ギャートルズか…?!

みのむちくんのラム肉 よく分からない前菜

ウエイターが持ってきたのは、骨付きのラム肉。しかし、大人の握りこぶしより大きく、まるで原始人が食べるマンガ肉のようである。(笑)味は普通らしいが、添え物のミント味のジェロはちょっと変だ。やはりシーフードが正解か?デザートがきたところで、ウエイターのAMARさんが「今からショーが始まります。」と言う。

私のデザート・ケーキ アイスクリーム

何かと思ったら、アシスタントウエイターとウエイターが行進して、センターの階段に一同に集まる。そして、乗客に感謝を込めて、オーソレミオを大合唱するのである。終了後、AMARさんに「Nice showtime!」と言ったら、恥ずかしそうに「Thank you.」というあたり東洋人っぽいなあ〜と思う。

続々と中央の階段に集まっていく ウエイター全員で大合唱

しかし夕食は、18時からのメインシーディングより、20時30分からのセカンドシーディングの方が、何かとゆっくりできていいかもしれない。実は翌日も同じショーが。。ショーなどの開始時間も、セカンドシーディングに合わせているし。(ただしこの選択が変更できるのは、クルーズ予約時である。)

*余談だが、クルーズ6日目にして、やっとメインダイニングの料理の写真が登場。なぜなら、メインダイニングはかなりフォーマル感がある上に(しかし、カジュアルデーはジーパン・Tシャツでよい)、死角が全くないし、必ず誰かと相席になるので、何となく写真が撮りにくいのである。(撮影禁止というわけではない。)

その後、ロイヤルプロムナードに行くと、買おうか買うまいか悩んでいる琥珀のアクセサリーが売られている。

同じデッキにあるトイレに行って戻ってくると、見ず知らずの乗客に「みのむちくんならあっちにいるよ。」と言われる。さらに、エレベータに乗ろうとすると、また話し掛けられる。浴衣姿は私とみのむちくんだけなので、大変目立つのである。

キャビンに戻って休憩し(浴衣を着たままなので、そんなに休憩できないが)21時からのショーを見に行くことにする。しかし、みのむちくんは「みのむちくんは明日も朝から忙しいの!プールサイドでお昼寝しないといけないし。」とあまり乗り気ではない。

みのむちくんは「プールさえあればいい。」と言うが、私に言わせれば、プールサイドでごろごろするのは、どこのリゾート地でもできるのだ。むしろ、この船でしか見られないショーを見たい。そしてクルーズも5日目になると、英語版のコンパスをチェックするのも慣れてくる。(…というか、ミキ・ツーリストがくれた日本語版はあまりアテにならない。)それによると、今日のショーは、英語があまり理解できなくても、楽しめるものである。

シアター アクロバットのようなショー
まるで小林幸子のよう。(笑) 次々と繰り広げられている

アクロバットと歌と踊りが合わさったよう感じで、途中登場したこの女性は、まるで紅白の小林幸子のよう。(笑)しかし…またちょっと日本を勘違いしたような場面も…。日本人乗客が決して多いとはいえないこの船で、こんなに何度も日本をテーマにされるのは、アメリカにとって、なじみの深い国だからだろうか?

ニッポン…らしい 次々と行われている

その後、ロイヤルプロムナードに行き、昨日も行ったソレントで、無料の飲み物を飲む。そして、また琥珀のネックレスを買おうかどうか悩むが、明日まで持ち越すことにする。もし明日売られてなかったら、縁がなかったということである。日本円にして1,2万円ぐらいのものなので、いつもならそんなに悩まずに買うのだが、年末のエクアドル旅行のことを考えたシビアな財政状態では、あまり散財はできないのである。

ところで今夜は時間を気にせず、遊んでいられる最後の夜。…ということで、珍しく深夜2時を過ぎても、イベントが行われている。 そこで、またちょっとキャビンで休憩してから出直すことにする。浴衣は長時間着ていると疲れるので、普通の服に着替えることにした。みのむちくんは「みんなに“Very nice!”とか言われたからもういいでしょ。」とママみたいなことを言う。(笑)しかし、化粧だけは落とさずにいるのがちょっとつらい。(キャビンの外は、屋外と同じなので、スッピンのまま出歩くわけにも行かない。)

さすがに夜中は人は少ない 深夜以降も営業するクラブ

午前2時。デッキ14にはクラブがあり、なんと2時から営業しているようだ。しばらく座って様子を見た後、またロイヤルプロムナードの店に行く。この時間になると、ショップは閉店しており、人もまばらとなっている。しかしアイリッシュパブだけは盛況。グリーンティを持って帰ったが、日本茶とちょっと違う微妙な味。

インターネットコーナー インターネットコーナー

  さらに、深夜なのでもういいだろうと思い、インターネットコーナーにはノーメイクで出かけた。光で常時接続が当たり前の時代にあっても、常に移動する船の回線状態は非常によくない。ちょっとメールチェックするだけでも、あっという間に10分が経過し、ぼったくりのように感じなくもない。(1分約50セントなので、意外に高くつく。)

ところで今頃、インターネットコーナーの掃除が行われている。「こんな深夜まで働いてるのか!」と思うと、仕事では絶対乗りたくない船だ。(スタッフの賃金は、チップを除いたら大変安いと聞く。)そして、隣のキャビンのおっさんは、今日もパンツ一丁でバルコニーで寝ている。

今日のタオルアート「ぞう??」 いつも船内新聞がおかれている