1.人間ドックとは…?

「甲状腺が人より大きいって、言われたことありませんか?」

これも、M診療所で言われた言葉である。 その内科検診の後、何気なく自分のカルテを見ると「甲状腺腫?」(甲状腺腫かも?と言う意味)と書かれていた。

私(え…?、それって、もしかして悪性腫瘍?!

ちなみに甲状腺腫とは、「バセドー病」のことである。 だが、おバカな私はこの時、甲状腺の響きから、悪性腫瘍と勘違いした。(^_^;)(これでは、 子宮筋腫のことを、悪性腫瘍だと勘違いしている人と同じである。苦笑)

そのせいで私は、頭の中が真っ白になりながら、最後の問診を受けた。

M診療所スタッフ「動悸がしたり、すごく汗をかいたり、異常に食欲があったりしませんか?」

私「ありません。あの…、甲状腺腫って何ですか?」

M診療所スタッフ「バセドー病のことです。」

バセドー病と言われて、やっと私はどんな病気か思い出した。

私(あ〜、ブラックジャックの中に、そういう病気があったなぁ〜。)

M診療所スタッフ「(私の首元を見ながら)まあ、あなたぐらいの大きさの、もともと甲状腺が大きい人もいますからねぇ。もし、自覚症状が現れたら、病院に行ってくださいね。」

そう言われて私はM診療所を出た。やたら、「動悸がしないか?」と聞かれたせいか、 何となく動悸がするような気がする。(すっかり暗示にかかっているおバカな私。苦笑)

だが、2週間後に戻ってきた検査結果を見ると、甲状腺腫の「甲」の字も書かれてなかった! 動悸も甲状腺腫のことを気にしなくなると、なくなったので、単なる気のせいだろう。

その後も2年に1度ぐらい、甲状腺の大きさを指摘されるが、自覚症状が全くないことから、私は「生まれつき人より甲状腺が大きい人」ということになった。

ところで、自分の甲状腺が大きいことを知って、何の役に立つんだろうか?(苦笑)変に心配して、損しただけのような気が…。(^_^;)

【追記】だが、この数年後(2007年7月)、上記の私の認識は全く間違いで、また1つ持病を持ってしまったことに気付く。。(詳しくは「こちら」へ。)


要は人間ドックとは、異常を発見するだけでなく、イレギュラー(特に問題はないが、標準とは違う状態)も指摘される場所なのだなと思ったのである。

でも、問題ないなら、ないとハッキリ言うか、「正常範囲」と書いて欲しい!!(苦笑) 私のような超心配性は、つい余計な心配をしてしまうのだから。(笑)

ちなみに私は毎年、心電図の結果が「時計回転」と表記されている。 だが、再検査の指示もなく、診断結果も「心配なし」と表記されているので、 時計回転とは何なのか疑問に思いつつも、いつも聞くのを忘れてしまうのだった。