「1.人間ドックとは…?」の間違い


こんな話、真に受けるんじゃなかった。。
…と今や真剣にそう思います。
まず、明らかに間違いである元の文章を抜粋したものがこちらです。


M診療所スタッフ「動悸がしたり、すごく汗をかいたり、異常に食欲があったりしませんか?」

私「ありません。あの…、甲状腺腫って何ですか?」

M診療所スタッフ「バセドー病のことです。」

バセドー病と言われて、やっと私はどんな病気か思い出した。

私(あ〜、ブラックジャックの中に、そういう病気があったなぁ〜。)

M診療所スタッフ「(私の首元を見ながら)まあ、あなたぐらいの大きさの、もともと甲状腺が大きい人もいますからねぇ。もし、自覚症状が現れたら、病院に行ってくださいね。」


その後も2年に1度ぐらい、甲状腺の大きさを指摘されるが、自覚症状が全くないことから、私は「生まれつき人より甲状腺が大きい人」ということになった。

ところで、自分の甲状腺が大きいことを知って、何の役に立つんだろうか?(苦笑)変に心配して、損しただけのような気が…。(^_^;)

(元文章の全文は「こちら」をご覧下さい。)


甲状腺関係に対してちょっとだけ詳しくなった今となっては、「うそばっかり!!」って感じである。(~_~メ)

(私がネットで調べたところによると)まず「甲状腺腫=バセドウ病」ではない。

そもそも甲状腺腫というのは、「甲状腺が大きくなってる状態のこと」を指すので、最終的な病名ではない。

しかも、甲状腺腫だからと言って、必ずしもバセドウ病とは限らない。私は橋本病と言われたが、甲状腺腫瘍の可能性もある。


そして橋本病は、バセドウ病と相対する性質を持つ病気。当然、私はバセドー病の症状である「動悸がしたり、すごく汗をかいたり、異常な食欲」があるわけがない。

そんなわけで例えるならば、高血圧の人に対して、「低血圧だ。」と言ってるようなもの。かなり恐ろしい間違いである。


大体、ちゃんと検査(血液検査や超音波検査)もしてないのに、バセドウ、バセドウ言うなっつーの!(〜_〜メ) (専門医は「病気の断定は、血液検査や超音波検査などをしてみないと分からない。」と言った。)

しかも、この人間ドックの結果はいつも「要・経過観察」。「問題なし」の年もあったのは、視診・触診だけだから、医師の主観によるものだろう。本来は「甲状腺腫の疑い」にするべきではないのか?!


もっと言うと、私が上記の文章を書いたのは筋腫発覚時(2002年)で、甲状腺腫を指摘されたのはさらにその2,3年前。…ということは、(あくまで憶測だが)かなり前から私は、橋本病だったのだろう。

…で、その病気のことを全く知らない何年間、もしも機能が低下して、症状が出ていたら…と思うと、とても恐ろしい。

もし症状が出ても、甲状腺が原因とは思ってないから、婦人科とか、全然見当ハズレなところで相談して、見当違いな治療をしてそうだ。(橋本病の症状の1つ、甲状腺機能低下症には更年期障害と似た症状がある。)

またもしも私が妊娠していたら、甲状腺機能が低下する可能性があり、放置しておけば流産する可能性もある。自分が橋本病であることを知っていたら防げたかもしれない流産は、悔やんでも悔やみきれない。(橋本病患者が妊娠した場合、甲状腺機能が低下する場合があるが、投薬によって正常化させ、流産を防ぐことができる。)

私が自分が橋本病であることを知らなかった6〜7年間、「たまたま甲状腺機能には問題もなく、たまたま妊娠も出産もしなかった。」というだけである。

そんなわけで、子宮筋腫の時もそうだが、M診療所に対する不信感は強い。。

今さら、「もっと激しく再検査を受けろと言ってくれればよかったのに!!」とか「医療ミス」とは言わないが、いい加減なことばかり言わないでほしい。(メ-_-) ムカムカ
「うちでは分かりませんから、専門科を受診してください。」と言うべきである。


最初の健診は会社負担のものだからしょうがないが、無料でも、決してここで二次検査は受けない。今後も自己負担になっても、専門の病院を受診しようと思った。それが自己防衛策である。 (それにしても、M診療所は圧倒的に女性の受診者が多いのに、なぜこれほど「女性に多い病気」を知らないのか?大変疑問である。)

会社の後輩にも「もしも健診で異常が見つかって、それが例え心配なしという診断でも、自分が気になるなら受診したほうがいいよ。」と言った。