8.宝くじ10万円分の悲劇<3>

1月26日

Dr.H「皮がむけた皮膚が、ピンク色になってるのが、もとの正常な色に戻るまで、薬を飲んでください。」

(゜◇゜)ガーン

ええええぇ〜〜?!まだ治ってないの〜〜?!

「今日こそこれで終わりだ〜〜!!」と意気込んで病院に行った分、ショックが大きい。(甘いぜ私!苦笑)

ちなみに皮がむけているのは、別に異常ではなく、回復している証拠である。
おまけに、もう痛みも腫れもほとんどないし、膿んでもいないし、かさぶたになってるのに!

それでもDr.Hの診断では、治りきってないらしい。

どうもこの病気、完全に治りきるまで抗生物質を飲まないといけないのだろうか…?

ただ「もうこんなにたくさん薬を飲まなくていいです。」と4種類あった薬が、フロモックスとセルベックスだけになった。「そ〜か、そうだよね。やっぱし多いよね。」と変な風に納得した。

だって、気が付けば11日間も薬を飲む羽目になっている。
米粒ぐらいの大きさの傷口なのに?!

最初の1週間は「セルベックス、ロキソニン、ダーゼン、フロモックス」の4種類、あと4日間は「セルベックス、フロモックス」である。

例えるならば、たき火レベルの火事を、消防車とはしご車を呼んで消火している気がするのは、私の気のせいだろうか?(苦笑)

ホント、化膿なんかさせるものではない!!

次回の通院日を決めなかったんで、これで終わりだとは思うが。(苦笑)

余談だが、ひょうそで通院していることを会社で話したら、後輩が以前天ぷら油がはねて、指にやけどをした話をしていた。

「充分に冷やせなかった。」など、応急処置が不十分だったため、水ぶくれができて、指が倍ぐらいにふくれあがったらしい。

そうなると自己治癒力だけでは治りにくい。
病院に行くと医師に「どうしてもっと早く来なかったのか?」と怒られたそうだ。

(その医師曰く)患部が1センチ以上の火傷というのは、かなり大きい部類に入るので、医師の診察を受けた方がいいらしい。

普段なら「あっそう、大変だったね〜!!」と聞き流す話だ。だが、滅多にならないはずのひょうそになってしまった私、思わずかなり真剣に「よく覚えとくよ。」と答えた。(苦笑)

ちなみにそのやけどは、病院の薬によって、3〜4日でキレイに治ったらしい。

思わず2人で「やはり餅は餅屋だね。医者(専門家)の言うことは、信用するもんだなぁ〜。」と納得した。
申し訳ないが私の医師全般に対する信頼度は、そんな程度である。(苦笑)

<本日の治療費(3割負担)>
・診察料 580円
・フロモックス、セルベックス 各4日分 620円 計1,200円 


1月27日〜29日

気が付けば、19日からずっと通院してるが、未だ治りそうで治らない。
こう書くと御幣があるが、正確には「治りかけてはいるが、なかなか完治しない。」だ。

化膿してできた不良細胞は周囲の皮膚ごとボロッと取れたが、ちょっとだけまだ残っている。

以前、ネットで見た「ひょうそは根気よく治しましょう」という言葉を、思わず思い出してしまった。


1月30日

26日にもらった薬が無くなる。
もう傷口もすっかり乾いて、痛みもなくなったのだが、相変わらず不良細胞の残りが残ってる。
おまけに翌日は土曜日、通ってるのは職場近くのクリニックなので、わざわざそのためだけに出て行くのもめんどくさい。

素人目にも「まだ完治していない」風なので、「げげ〜っ!めんどくさっっ!」と思いつつ行くことにした。

病院大キライの私、連日の通院が、かなりストレスになってきている。

Dr.H「普通、1週間ぐらいで(不良細胞が)剥がれ落ちるんですけど、なかなかしぶといですね。

私(しぶといって、ゴキブリじゃあるまいし。苦笑)

多少細胞は残っているものの、「痛みもない。膿んでもいない。(傷口が乾燥している)」なら、ほっといてもそんなに問題ないらしい。「ちょっと薬を変えて、様子を見ていきましょう。」ということになった。

ただし!

Dr.Hに「もし今後、これが成長してくるようなら、そのときは思い切って、取ってしまいましょう。(手術するという意味)」と言われる。

(゜◇゜)手術ですか〜〜?!

おいおいおい!また手術の話、復活かい?!(^_^;)

私はDr.Hにあいまいな笑顔を浮かべ、何も答えなかった。
ただこの残った細胞、見た感じでは「何も悪さしそうにないけど、当分剥がれ落ちそうにない。」気がする。

でも「様子を見ましょう。」「成長してくるようなら…。」とは、なんだか子宮筋腫の経過観察に似ている。(苦笑)

ちなみに薬は、セルベックス(胃潰瘍&胃炎の薬)&フロモックス(抗生物質)から、クラビット錠に変わった。
何気に調べてみると、クラビット錠とは性病の治療薬としても使われているらしい。

だから、普段なら薬局で処方してもらうものが、会計時に渡されたのか??
何でも調べられるインターネット、余計なことまで調べてしまった!(苦笑)

しかも、30錠で10,500円(自由診療)という高額な薬である。
私が処方されたのは3日間だけだが、性病ならそんなに短期間ですまないだろう。

医療費がかさむことは間違いない。
(しかも、家族に内緒にしたいから…と自由診療で診察を受ける人もいそうだ。)
そういう意味でも「性病なんぞ、なるものではない!」と思ってしまった。(笑)

<本日の治療費(3割負担)>
・診察料及び、クラビット錠 3日分  計1,120円


2月3日

相変わらず、(不良細胞の残骸は)わずかに残っているが、ほとんど分からないし、腫れも痛みもない。
ほぼ完治といっていいだろう。

…というわけで、前回処方されたクラビット錠もなくなったが、これ以降は自主経過観察とする。

化膿していたところ(指と爪の側の境目)は、細胞が剥がれ落ちたせいで、なんとなく隙間が空いている。
だが、傷のない中指を見たのは1ヶ月ぶりかも?

ただ、何もしないでいると、ちょっと痛みがあるので、未だ軟膏をつけて、包帯を巻いている。

何度も書いているが、ほんと、ひょうそなんてなるもんではない!!
何気に(患部が小さい割に)医療費もかさんでるし。(--;)


2月8日

さすがに包帯は大げさなのでやめたが、再発が怖くて、未だ軟膏を塗って、絆創膏をしている。
絆創膏をしないでいると、(押さえたら)軽い痛みがあったりするので、もうしばらくの間、このままの方がいいだろうと思う。

マニキュアもこの指だけ塗ってないので、なんとなくみっともないし。まあ、こんな調子なので、ちょっと恐くて、塗る気になれない。

ただ、明らかに「再発」はないので、自主経過観察続行である。
(なんだかホントに、自分の子宮筋腫の話に似てきたが、筋腫の方は「自主」ではないです。念のため。苦笑)


2月14日

今日から、絆創膏もはずして、全く何もしない中指となる。
今までは水でふやけた時とか、ちょっとの間、(絆創膏を)はずしてたのだが、何となく痛みが出てくるので、絆創膏+ゲンタシン軟膏を塗っていた。

それがここ最近、何もしなくても平気になってきた。
しぶとく残っていた細胞もほとんど消滅。
1ヶ月ぶりにマニキュアも塗り直す。

…というわけで、この日をもってやっっっっと完治!!

この傷ができたのが1月5日だから、ホントに長い道のりだった!!
あ〜〜〜最悪だっ!!


(^_^;)ちょっと一言(^^:;)

またまた私のこだらない戯言を、最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

ところで、これだけ抗生物質が発達した現代では、適切な処置と治療を行えば、このひょう疽という病気は怖くないと思います。まあ、きっかけが些細なことであることを考えれば、「怖い病気」と言えるかもしれませんが。

それよりも!!くどいようですが、傷を化膿させるとこれだけ厄介です。(お金もかかるし。苦笑)
無意識に出来てしまった傷は、消毒などの処置を怠らないようにしましょう。(^_^;)