3.麻酔科受診・前編(2013年11月21日)

今日は麻酔科外来の受診の日。
今回は問題なく時間通りに到着した…というか、やや早めに到着し、まず「入院のための総合案内所」に立ち寄った。

そこでは病棟の看護師さんによる入院時の説明。
持ち物は歯ブラシ・歯磨き粉、コップ、石鹸などのアメニティ類や、パジャマとか、バスタオルなど、その辺はどこの病院も変らないと思うが、室内履きは「クロックスなど脱げないものを用意してください。」と言われた。(スリッパは簡単に脱げてしまうのでダメらしい。)よく手術する人の間で悩みの種となっている「前開きパジャマ」だが、T大病院では手術当日は病院着をレンタルすることになっており、「ラクでよかった。」と思った。

*余談だが病院も、アメニティやタオル、パジャマの有料レンタルで儲けたらいいのでは…?(・∀・)と思わなくもない。一部の病院ではすでに実施されているが、かさばりがちなタオルとパジャマを持って来なくていいというだけで、患者はかなりラク。

さらに婦人科の手術を受ける場合、「生理用ショーツとナプキン数枚を用意してください。」とのこと。「え?!リュープリンで生理止めてるのに、いきなり再開するの??」と疑問に思ったが、術後は不正出血があることも珍しくない…と後に知ることになる。

そして、色々な質問事項が書かれていた書類は、即答できる部分だけ書いていった。まず「どのような手術を受けるのか?理解されてますか?」と。

「え〜〜〜?!この期に及んで理解できてないって。。。それは担当医の怠慢か?本人がボケているか?のどちらかでは?」と思うが、病院側はいたって大真面目…。(;・∀・)

「腹腔鏡下による子宮筋腫核出術。」と書いた。そして既往症、アレルギーの有無、喫煙歴、宗教の有無、本人以外で病状の説明が出来る人の名前・連絡先等々…で、「橋本病だから昆布とイソジン(要はヨウ素)がNG」とは言ったものの、さすがに「霊感がちょっとある。」と言うのは、引かれそうなので止めた。^^;

…で、(自分のことを)どんな性格だと思いますか?」と言う質問に対して、
どう書いていいのか分からず、面談の中で「まあ、楽天的でないことは確かですね。」と言うと「神経質」と言うことになった。(しかしこれが、「大正解」だったりする。。。^_^;)

さらに、「入院に関して、何か気になっていることはありませんか?」という質問に対して…
「これは麻酔科の先生に言った方がいいのかもしれませんが、私は普段、旧姓で生活(仕事)をしているので、意識のない状態で“Kさん(私の戸籍上の姓)”と言われたら、もしかしたら返事をしないかもしれません。」と。まあこれは伝えておけば問題のない話。(そして、もう1点は…後に波紋を呼ぶことになるが、この日も長丁場な話が続くので、後日のファイルにまとめることにする。)


大体20分程度で話を終え、今度は麻酔科外来に向かった。そして、20人ぐらいが座れるような場所に通され、椅子に座って待っていると、説明が始まった。どうやら「T大病院での手術予定の患者」をいっぺんに集めて、手術の説明をするらしい。

いずれもパワーポイントに使用しての説明だが、まず最初に手術室の看護師による手術当日の段取り説明。(当日は、2時間前から水分が取れないとか、点滴はその日、1番最初の手術では麻酔科医が行うが、2番目以降になった場合は病棟で行うとか。)

さらにその後、麻酔科医による麻酔の説明。リスクの点に関して…私の場合「元気な患者の全身麻酔」と言うゾーンになるから、死亡事故のリスクは、大型航空機による旅行レベルのようである。(100万例のうち2、3件ぐらい?)

しかし…、こんな時に限って、ものすごくトイレに行きたくなり…ほとんど上の空でしか話が聞けず。。だが、全く同じものを紙資料でももらったし、その後すぐの個人面談でも話ができたから、何ら問題はなかった。^^;

そして、この後もまだ続くのかな?と思い、「トイレに行っていいですか?」と断って席を外した。(実際まだまだ2時間以上かかったので、大正解である。)

その後はまず、口腔外科の歯科衛生士による歯のチェックが行われた。全身麻酔の場合、自発呼吸ができなくなるので、気管挿管を行うため、歯の損傷が起こらないか確認するため。(歯がぐらぐらで「どうにもまずい。」と言う場合、口腔外科で歯をガードするもの(トゥースガード)を作ってもらえるらしい。)

私の場合、本当に偶然だが、年初から半年以上かけて、歯の大規模修を行っている。(これまた全く偶然だが、その中で前歯の神経が死んでるのを偶然発見され、治療しておいてよかったと。)…で、今、定期検診の最中であったことを思い出し、「(歯科で)事情を話して、しばらく治療しなくても大丈夫なようにしてもらいます。」と言った。

さらに、薬剤師による服用薬のチェック。
「手術前、服用を中止する必要のある薬剤のリスト」を渡され、「お待ちいただく間に確認してください。」と。それで一通り確認したが、さらにチェックがはいる。手術の日が迫ってくると、服用してはいけない薬があるということを初めて知った!

例えば、手術の1週間前からは、アセチルサリチル酸(アスピリン系)の薬は飲んではいけないらしい!

これだけ聞くと「ふーん。」と思うだけだが、アスピリン系の薬は、意外に多く、実に150種類以上もある。具体的に「アスナミンZ(風邪薬)」「ケロリン(鎮痛剤)」「バファリン(鎮痛剤)」等々…と聞いて、常備薬の中にあったので、「あ!まずい!」と。

でも、極論言うと(この薬がいいのか?ダメなのか?)「素人ではよくわかんない。」みたいなこともあり、「風邪を引いた場合、めんどうでも、病院で処方してもらってください。」と言われた。

さらに、薬だけではなく、イコサペント酸エチル(EPA)が含まれているサプリメントもNGらしい。これらを気にしなければいけないのは、手術日(12月9日)の1週間前から。…ということで、「12月に入ったら、注意してください。」と言われた。

さらに、手術まで3週間を切ったので、インフルエンザの予防接種もNG。そもそも接種する気、まったくなかったけど。。

しかしこの薬剤師さん(年配の男性)、見た目よりもずっと腰の低い人。現在服用している薬と一緒に、(ドラッグストアでもらう)説明書を渡すと「助かります。」と。「病院に行くと脈拍上がる」と言うと「早く終わらせますね。」と言われた。^^;

ちなみに私が今、処方されている数々の薬は問題ないようだが、ルナベル(M先生が処方した最新の睡眠導入剤)は薬剤師さんも知らなかったらしい。さらに「片頭痛はしんどいですよね。」と言われたので、「平日に緊張が強い場合、休日のリラックスした状態になった時に、片頭痛が起きるらしいです。」と、頭痛外来で説明されたことを話すと「そうなんですか。勉強になります。」と言われた。