6.疲労困憊の1週間

12月に入り……来週の今頃(12月8日)は、病院のベッドの上かと思うと恐ろしい!!

ちなみに1週間ぐらい前、「入院準備リスト」を作ってみたが、病院というところは基本的に、医療に関係ないもの以外は何も設置されていないため、海外旅行並みの準備になってしまう…ということに気付く。

そこで2ヶ月ぐらい前から、ちょっとずつ買い揃えていたものをボストンバッグに入れようとしたら、全部入りきらなかった!( ;∀;)仕方がないのでカバン2つに分けて、翌日(手術の立会いに来る)みのむちくんに持ってきてもらおうと思った。有料でいいから、アメニティやタオルを完備して、お金とればいいのにとか、特にタオル類はかさばるから、少々高くても使うけどなぁとか。短期入院だから、余計にそう思うのかもしれないが。

さらにこの日、美容院行ったら、予想外に疲れてしまった。でも術後はしばらくは無理そうなので、やはり今行っておいて正解かなと思う。


今、一番気になるのは「自分の体調」。

リュープリンの副作用で、「体力がかなり低下し、疲れやすく、体調のコントロールが難しくなってる。」と散々書いたが、実は今「風邪引きそう…」を小康状態で保ってる状況

ただし、それは私だけに分かる風邪の兆候「何となく鼻の奥が痛い」と言う程度だから、このまま保てばOKだと思うが、これからの生活如何で、良くも悪くもなりそう…と思うと、睡眠導入剤をもらっておいて正解だった。

ここまで来ると「もし(体調不良で)手術中止になったら…」と考える方が恐ろしい。
ショックでM先生も倒れてしまいそうだが、そもそも7カ月待ちの手術が「中止」になったらどういう事態になるのだろう?

あのリュープリンをまたイチからやる?!
考えたくもなかった。。。


そして、病院側もまた、私の手術のために準備してきたことが全部無駄になる。
私は今まで「大学病院ドラマのエキストラ役のようなもの」のつもりだったが、どうも違うらしい。「2時間生放送の出演者」…というか主役のようなもの。つまるところ。。。私の代役はいない。

もしこれが、「大したことない病気のくせに」的な適当な態度を取る病院なら、私ももっと無責任にもなれただろう。
ぶっちゃけていうと、自分が逃亡して「手術中止」(要はそういうことを全部理解した上で逃亡すると言うこと)ならともかく、自分の努力で何とかなることで中止になってしまうことだけは絶対に避けたい!

そんなわけで…本当は仕事も早々に休みたいところだがそうもいかない。ただ幸いなのは「疲れやすく、体調崩しやすくなってるのに眠れない」という症状が、かなりマシなっていること。

ただし今の私は、3〜4週間ごとに体調や副作用の出方が変わってしまうので、油断は禁物。「身体を冷やしてはいけない。」と冷たい飲み物は避け、今週は「早寝」(と言っても12時までに就寝)を心がけることにした。(私的にはコレが風邪引かない一番の秘訣)


翌日、歯科に行き、当分行かなくても大丈夫(というか、治療終了)にしてもらった。まあ、今年始めから7月まで大工事を行っていたのに、たった3ヶ月でまた治療箇所が発生するっていうのもどうかと思うが。。(要はとにかく「歯質が弱い」と言うことらしい。)

そして、会社も定時で退社でそのまま帰宅、12時に就寝、8時起床。それでも、まだ寝たりない感じで、どこまでもリュープリンの副作用は忌々しい。。(-_-;)途中で目を覚ましつつも、6時間ぐらい寝られるようになっただけマシだが。

そんなわけで今、「絶対、体調悪化させてはいけない」というプレッシャーで胃が痛い。。 術後は気が抜けて風邪をひきそうだと思った。


あと数日。。あと数日頑張ればいいと思っている今日この頃。
かなり体調不安定な中、12時就寝を心がけているせいか?何とか保ち続けている。

微妙なバランスで体調を保っている今、「手術が近づいている」と言う緊張感ではなく、「体調維持しなければ」と言うプレッシャーによる緊張感が半端ない。

未だかつて、こんなに自分の体調を気にしたことがあっただろうか…?

「健康的でいいじゃないか。」と言われそうだが、私の勤務体系はそもそも人より2、3時間ずれている。普段、朝の9時ごろに起きて、夜8時過ぎに帰宅し、9時ごろに夕食を食べ、夜中の2時か3時に寝ている私が、12時に就寝しようとするのは結構な努力を要する。

定時に帰れるようにするためにかなり集中して仕事して、食事する前にお風呂に入って、慌しく洗濯やなどの家事を行い、ひと息つく時間もなくベッドに入るという生活。(…と言っても、この頃の私は、しんどくてほとんど料理が作れなかったので、夕食の支度はみのむちくんがやっていた。)

それでも、どんなに長く眠っても、午後3時を過ぎたら、疲労感漂い、目の下にクマが出来ている。

だが今…氷が溶けかかっているように、「も、もしかしてリュープリンの効果が切れてきてるのでは?」なんて思ったりもしたが。。相変わらずホットフラッシュも出てるし、最終投与(10月29日)から、たった5週ぐらいで効果が切れるような薬ではないだろう。

最後まで苦しめられるリュープリンの副作用が本当に忌々しい!!

もしも、この行き着く先が「子宮全摘」だったとしたら、私は「絶対リュープリンなんかやらない。」と、言っただろう。温存手術を目的としているからこそ、卵巣も子宮も「一時的に冬眠状態にしている。」と思い、術中の出血も抑えられるからと、無理やり自分を納得させているのだ。

もし全摘してしまうなら、それはまるで「生きたままミイラにするための準備のようだ」と。とても残酷な行為に感じた。(え〜〜、ひどい言われようですが、これは私が「子宮全摘は絶対やりたくない。」と思ってるからだと思います。逆に「子宮から筋腫をもぎ取って傷だらけにしてしまうのは、とても残酷な行為と感じ、全摘を選んだ。」と書いていた方もいらっしゃいましたし。)

でも…こんなに体調が悪化するとは夢にも思ってもいなかった。

私の体調がかなり悪化した時から、一部の人には「具合悪そう。だるそう。」と理解してもらえていたが、それでもやっぱり病気のことは人には分かりづらい。そして、私にも「仕事に対する責任」というものがあり、完調状態と同じようにやらなければいけない仕事がある。

…でまたドッと疲れる。。
胃が痛い。胃の調子悪い。( ;∀;)

これで体調崩さずに入院できたら、むしろ「無事にたどり着けた。」と安堵しそうだ。
この病院嫌いの私が?!

しかも、海外にまで逃亡することも考えていたのになんてこと!私の気持ちもころころ変る。。。

しかしこの夜、送別会で酔っ払って帰ってきたみのむちくんに、「明後日から夢のゴロゴロ生活だね。ヾ(@゜▽゜@)ノ」と言われた日には、思わず飛び膝げりを食らわしてやろうかと思った。

私がこの一週間、どれだけの努力をしたと思ってるねん!(`Д´) ムキー!