7.嫌な予測は的中する!(2013年8月6日)

衝撃の「手術決定」から早3か月。。。

今日は(手術までの合間で)、先生曰く「様子を診たいから。」と言うことで外来の予約が入っていた。

またまた本心は。。。「ああ、いやだなぁ。。行きたくないなぁ。('A`)」

「もしM先生がいなかったら、そのまま帰っちゃうぞ。」と思ったが、「先生は絶対います。」という同僚の言葉通り、休診にも代診にもなっていなかった。しかしながら…、次週がお盆休みのせいか?えらく混んでいた。

「手術以上に衝撃的なことはもう出ないよね…。」と思いながらも、ずっと待っていると、胃が痛くなってきたり、吐き気がしたり、(筋腫のせいもあるが)3回もトイレに行ったりして。。しまいには、えらく疲れてきて、何もかもどうでもよくなってきた。まさに通院ダイエット!「病院嫌い」の本領発揮である。

診察室に入ると、M先生はまたまたMRI画像を見ながら「こいつ(筋腫)を何とかしなきゃね。」と。そして「(手術日が)だいぶ近づいてきたね。」と言われ、何とも答えようがなく「そうですね。」と言ったが、どういう意味だろうか…?

M先生「最終月経はいつ?」

私「先月の23日ですけど。。。」

どうもえらく生理のことを気にされている様子。。。もしかして〜〜もしかして〜〜〜

M先生「手術の前準備として、生理を止めたいと思います。」

やっぱり!!

そして「GnRHアナログ・リュープリン」と電子カルテに打ちこまれたので、私の「嫌な予想」はものの見事に的中した!

「GnRHアナログ」(俗に言う「ホルモン療法」の1つ)とは、簡単に言うと、「脳の下垂体に働きかけて、女性ホルモンの分泌を抑え、偽閉経状態にする処置」で、(子宮筋腫の)手術前…特に腹腔鏡手術で用いられることが非常に多い…と知っているが。。

内心は「あああ〜やりたくね〜〜〜!!」って感じである。

M先生「(今日これから確認して)どのぐらい大きくなっているかにもよるんだけど、多分少ない容量で行けると思うんだけどね。」

リュープリンはGnRHアナログ療法の薬の1つで、子宮筋腫に使用されるのは「1.88mg」と「3.75mg」のいずれか。私の筋腫がこの5か月で急成長してたら、小さくすることを考えて「3.75mg」を使用する…ということなんだろうが、その可能性は低いと見ているのだろう。

ちなみに製造元の武田薬品のHPでは「通常、成人には4週に1回リュープロレリン酢酸塩として1.88mgを皮下に投与する。ただし、体重の重い患者、子宮腫大が高度の患者では3.75mgを投与する。」と明記されているが、「絶対少ない方にしてください!」と心の中で思った。

超音波検査をしたところ…(前回「次回からは腹式でやる」と言われていたが、結局経膣式だった)

M先生「やっぱりお腹もちょっと大きくなってるね。」(今、私のお腹は、例えるならば20センチぐらいの小さな枕を縦にしていれたような不自然なふくらみがある。汗)

「最近、寝て4時間半から5時間したら、トイレに行きたくなって目が覚めるんです。そのとき、おなかを触ったら(筋腫の存在が)分かります。右側にありますよね?」というと「それは頻尿だねぇ」と言われた。

筋腫のサイズは10×8センチ。(超音波検査なので、一番大きなものだけ調べたらしい。)
3月のMRIのときは9.5センチだったから、「ちょっと大きくなってますね。」というと、「そうでもないよ。」と。(昨年の8月から今年の2月までが「半年間で2センチ」と一番成長しており、最も体調が悪かった時とほぼ同時期となる。汗)

そして次回の予約は、私の生理と先生の外来担当日が重なる日でないといけないらしい。
おかげで。。。2週間後の20日に、またT大病院に来なくてはいけなくなった。(心の声「ああ〜いやだいやだ。」)

しかし、リュープリンの投与は、必ず「生理が来てから」でないといけないらしく、「20日までに(生理が)来なかったら電話して(予約を)キャンセルして。」と。逆に予定より早く来ても、生理開始から1週間までならいいらしい。でも人の身体は機械ではないから、いくら待っても来ないことも考えられ、「その時はなんとかするよ。」と言われたが、何をどう何とかするのだろう?

余談だが、「次の生理はいつごろ来そう?」と聞かれた時、「以前は(月経周期が)30日周期だったのですが、今は25〜28日周期なんです。」と言うと、「トシ取ったね。」と。

一歩間違ったら「ドクハラ(セクハラ?)」とも言える発言だが、私は全然腹も立たず「そうですよ。」と答えた。「だって本当に年だもん。」という事実はともかく、先生も「初診からもう11年も経っている」「年を取ってるのは自分だけではない。」と改めて気付いて、思わず漏れた本音と思うからだ。

「月経周期で年齢を感じるなんて、いかにも産婦人科医らしい。」と思った。

それで「こういう状態が何年も続き、卵巣機能が低下していって、更年期が来ます。」と言われ、むしろこの状態が何年も続くということに驚いた。(…と言うことは、「閉経ってまだまだ先なの?」と。)

さらに私が「(生理中より)生理前のほうが調子悪いんです。」というと、「みんなそういうんだよね〜。(^_^;)(←本当にこんな顔をされた)」と答えられ、
「一般論」として話が終わるのかと思ったら、「それは(筋腫を)取ることで、かなり改善してあげられるよ。」と。

「え?そうなんですか?」

これはかなり驚いた。。私は以前から生理前の方が調子悪く、PMS(月経前症候群)だと思っており、その症状が重くなったのも、「こういう体質だから」「年のせいだ」「だからだましだまし付き合っていくしかない。」と諦めていたからである。(前回までの体験記の内容と少々矛盾してる気もするけど、きっと自分がかなり混乱しているせいと思われ…ということでご了承を。^^;)

M先生は「生理前は子宮が充血しているからねぇ。」と言われ、だから前回、「子宮がかなり大きくなってるし。」と言われたのだと思いだした。(筋腫のせいで子宮が大きく引き伸ばされているところに、生理前の充血で不快な症状が現れるようになったと言うことかと。)夜間頻尿は、いうまでもなく筋腫が原因らしい。

さらに、「腹腔鏡手術の適応範囲はどのぐらいですか?」(直訳すると「先生の限界はどのぐらいですか?」と聞きたい)と尋ねると「10センチぐらいから15センチぐらいかな〜?」と。大体「10センチぐらいまで」(それ以下も珍しくない)と言う医師が多いのだが、昔人づてに聞いたM先生の限界は「13センチ」。先生がパワーアップしたのか?機材が進化したのか?両方だろうか?

さらに「場所とか数とか関係ないのですか?」と聞くと、「場所?どこでも取るよ。^^」と。
……カビとりじゃないんだから。。^^;

腹腔鏡手術はモニター越しでの手術となるから視界が限られていて、「子宮の裏側やおへそより上に来ている筋腫は取れない」とか、色々制約が多いはずなのにちょっとびっくり。そして数は「あんまり多いと困っちゃうけど、10個ぐらいかな?」と言われたが、そんなに困るでもなく、のほほんと答えるあたり、「さすがは先生」と思った。

しかし〜〜〜ホルモン療法をやるとなると、2週間後だけでなく、手術まで毎月T大病院に通わなければいけなくなるのでは?!( ;∀;)

…というか、やりたくないな〜〜。あ〜〜いやだいやだ!いやだ〜〜〜!!

このときばかりは、、「もう生理なんて、一生来なくていいよ。」と思った。