11.リュープリン2回目(2013年9月24日) 前日の夜中、羽田空港に到着し、そのまま空港近くのホテルに滞在した。 前述したとおり、出発前はリュープリンの副作用と、血圧降下剤の副作用(力が抜けるような感じ)で、何だかヘロヘロしていて、「これで本当に大丈夫か?イタリアまで!?」と、とても不安だった。 出発当日も、(深夜便だったので)会社から一旦帰宅し、シャワーを浴びて着替えて、近所の居酒屋で晩御飯食べているだけで、すでに電池切れ状態。もしも普段の金曜日の夜なら、きっと今頃テレビを見ながらうたた寝してる。大体、羽田空港までの電車ですら、「座れなかったらどうしよう。」と思うぐらいの体力しかなかった。 だが空港に到着すると、自分でも意外なぐらいしゃっきりとしてきた。しかも、渡航先のイタリアは私の大好きな国の1つ。ポジティブなエネルギー・勇気をたくさんもらい、本当に行ってよかったと思った。 …で、まだまだ頭の中がイタ〜リアンな中、T大病院の産婦人科外来で待っていると、 超現実。。。いきなり現実に戻っている。。。(@_@) だが、連休明けは空いているのか?1時間も経たないうちに順番が来た。 M先生に「どうですか?」と言われて、副作用(ほてりと頭痛)が出たことを話すと「やっぱり出ちゃったんだねぇ。」と。 それで私は「ほてりはほてりなので、気にするほどのものではないですが、ひとつ気がかりなことがあります。」と話を続けた。 今年の健康診断(6月半ば)に「血圧が高い。」と指摘され、8月に内科を受診したら、「ちょっと下げたほうがいい。」と言われ、一ヶ月間血圧降下剤を服用したが、全く効果がなかったこと。 それで、さらに血圧降下剤を1種類増やされると、リュープリン投与開始後に起きていた頭痛が収まったと言う話をした。 すると「この薬(リュープリン)を使うと(血圧が)上がる方向にあるからねぇ。(私の心の声:やっぱり!!!)もちろん、薬をやめたら元に戻るけど。あなたは若々しいのに、10歳も年寄りにさせてしまったからねぇ。申し訳ないねぇ〜。^^;」と。すごくM先生らしい物言いだった。 M先生「(高血圧の)自覚症状ある?」 私「いやぁ、そもそも、肩こりもありますし、頭痛持ちですから。」 M先生「僕と同じだ。」 私「え?!(゚д゚)!先生も、ですか?」 どうもM先生も、肩こり・頭痛・高血圧らしい。高血圧はともかく、肩こり、頭痛は何だか納得。内視鏡手術は、ずっとモニターを見続けて行うようなので、目が疲れそうだし、開腹手術より神経を使いそうだ。 それで「(高血圧は)自覚症状が出たら、終わりだと思ってるんだよね。」と。どうも私のことではなく、M先生自身のことを言ってるらしい。笑 私「何か太ってても痩せてても関係ないらしいですね。高血圧は。」 M先生「そうなんだよね。」(と言う先生は普通体型。どっちかというと、やや痩せ型??) 更に私が「(血圧が上がったために起きた)頭痛は、いつもの頭痛と全然違いましたよ。」と言うと「そうそう違うんだよね。」と、「医師と患者の会話」と言うよりも、「同病者同士の会話」のようだった。笑 ただし、「この薬(私が処方されている降下剤)は、ちょっと飲まなかったからと言っても、急激に上昇したりしないからね。」 「手術の時は絶食になる期間があるけど、血圧が上がってるとよくないから、入院中も服用してもらうことになるよ。」と、やっぱり一通りの知識はある様子。(それとも持病だから詳しいのか?笑) しかし、6月の会社の健診の結果を見て… 「でも、その前(リュープリン投与前)から血圧高いんだよね?」 「去年、一昨年(の血圧)は、正常だったんだね。」 「血圧上がったから、筋腫が大きくなっちゃったのかなぁ〜?笑」 当然のことながら、長年子宮筋腫を研究し続けているM先生が、本気でそんなことを思っているはずはない。思わず、「いくらなんでもそれはないでしょ〜!笑」と、ひゃひゃひゃと先生と笑ってしまった。 前から思っていたが、M先生には「人(患者)をリラックスさせる力」がある。だから、どんなに深刻な話をされても、落ち着いて聞いていられるのもそのせいかもしれない。 だけどだけど、今日は何だか不思議。いつも「ほややや〜ん」とした穏やかな雰囲気の先生が、今日は輪をかけて「ほやや〜ん」としていて、ほとんどナチュラルハイ状態に近いのはなぜだろう??笑 もしかして〜すごく機嫌がよいの??今日。(もっとも、不機嫌なM先生を見たことは今までに一度もない。) それとも今日は、いつもより外来が空いてて余裕なのか?はたまた、朝から深刻な患者は来てないのか?またまた徹夜明けで、ナチュラルハイなのか?…ちょっと気になる。笑 でも、雰囲気見て渡そうと思ってたお土産を「皆さんでどうぞお召し上がりください。」と渡すことができた。「気を使ってもらってすいませんねぇ。」と受け取られ、「いやあ、昨日、羽田から帰国したものですから。」と言うと「最近は羽田からも国際線が出てるからねぇ。」と。実はこんなことをしたのは、11年もお世話になっているのに初めてだったりする。 そしてT大病院では、注射は看護師さんが行うらしく、呼ばれるのを待った。 「大変な副作用は出てないですか?」と言われ「ほてりは、まあほてりですから〜。」と言うと、「でも、普段ない症状ですから大変ですよね。対処方法を分かっておられるならいいですが。」と。 さらに「なんかずっと血圧が高いんですよね。」とか「160もあったら確かに高いですね。血管ぴきぴきするから下げた方がいいですよ。」とか、さっきM先生に話したのと同じような話をしながらだったので、緊張することもなく、ほとんど痛みも感じなかった。 しかし。。。先生には他に聞きたいことあったのに、私もまたイタリアボケで忘れた。。。また約1ヵ月後に行くので次でいいかと。。 |