14.リュープリン3回目(2013年10月29日)

今日はリュープリン最後の投与日。
10時の予約で10分遅れて到着したのに、なんと!10時30分に呼ばれた。
(外来はそんなに空いてるように見えないのに不思議。たまたまタイミングがよかったのか?先生の受け持ち患者の予約が少なかったということだろうか?)

診察室に入るとまた「だいぶ(手術日が)近づいてきたね。」とM先生に言われたが、「そろそろ覚悟を決めろ。」とか言う感じではなく、「今日はいい天気だね。」ぐらいのノリだろう。「そうですね。」と答えた。

それで「片頭痛が頻繁にでるようになって、薬が増えた。」という話をすると、「どんな?症状が出ている時だけのむ薬?」と言われたので、薬の説明書を見せた。

私「これは前からもらっている薬(症状が出ている時だけ服用)なんですが…(もう1枚の説明書を見せて)これが今度処方されました。」

それは毎日、朝と夜にのむ薬で、(説明書に書いている効果を見て)「気分を穏やかにする薬?これはよさそうだねぇ。」と。それは「医師としての意見」じゃなくて、同病者の感想でしょう。笑

M先生「肩こりとか出る?」

私「いやあ、もともと肩こりですから。」

M先生「女性ホルモンが分泌されなくなると、肩こりとか強く症状が出るようになるからねぇ。」

そしてまた「10歳年取らせちゃってるから申し訳ないねぇ。(手術後は)またもとに戻しましょうね。」と言われた。

この物言いが非常に先生らしいが、ぜひともそうしていただきたい!

リュープリンは「すごくしんどい。」とは言わないけど、やっぱり何気にしんどいなと思う。強引に女性ホルモンの分泌を止める…という不自然なことをやっていると言う認識があるからかもしれないが。

さらに投与前は夜間頻尿。リュープリン投与1回目のあとは昼間だけ頻尿になり、今は症状が軽減されているものの、夜と昼の両方なので「筋腫って動くものなのですか?」と言うと、「お腹の中は広いからね。」と言われた。そうなんだ。(私の筋腫は膀胱を圧迫しているが、リュープリン投与によって、小さくなっていく際、微妙に位置が変わり、症状の出方が違ってきているのではないか?という推測からの質問。)

さらに「開腹手術と腹腔鏡手術ではそんなに違いがあるものなんですか?」と聞いた。

すると「どちらも中(体内)でやることは一緒なんだけどね。筋腫の周りを切って、子宮から筋腫をはがすんだけど、腹腔鏡手術の傷は僕の指ぐらい(1.5センチ)と5ミリが二か所、それと1センチで合わせて3.5センチ。

でも、開腹手術は、何をするにも身体の外に出さないといけないから、そんなに小さな傷では何もできないからね。元気になるまでの回復時間が違うかな。」と言われた。

あとから考えると…、私が以前(11年前)に人づてに聞いた「腹腔鏡手術」の傷跡は、(うろ覚えだが)あわせて4センチ以上だったと思うし、どんなに小さくても「1つの傷跡が0.5ミリ」と言うことはなかったので、やはり進化しているのだと思った。

それと前回忘れていた「子宮がんの検診(細胞診のこと)を今日か次回にしてください。」というと、電子カルテを改めてみて「あっ!ほんとだねぇ。忘れてた!」と。笑(いつも定期検診と一緒にやってもらっていたが、今年はこんな非常?事態だったので、うっかり先生も忘れたらしい。)

初対面の医師が同じことをしたら「大丈夫か?コイツ」と思うが、M先生の場合、「肝心なことは絶対外さない。」という信頼感がある。プライドばかり高い医師も多いのに(先生教授なのに)、忘れたことをこんなに素直に認めるなんて、先生の人柄もあるのだろうが、むしろ本当に自信があるからなんだろうなと思ってしまう。

しかも「次回、忘れないようにちゃんと書いとくから。太字にしておくからね。」と電子カルテに打ち込まれていた。この辺もM先生らしい。リュープリンは地味に色々症状が出てきて、「早く手術日が過ぎて抜けて欲しい!」と思うぐらい嫌な薬だが、この先生のほややーんとした対応には救われる。

看護師さんに指示を出すのも、にこやかに談笑する声が聞こえてきて、「あーこの人は(「白い巨塔風の教授」ではなく)みんなのお父さんになったんだなぁ。」と。でも、よくいつもみんなに同じように対応できるなと感心する。(そしてまた「お注射」なんだよ。。。笑)

ちなみに前回、私が海外旅行のお土産を渡したことを覚えておられたらしく、「あのチョコ、すごくおいしかったよ。」と。

私「それはよかったです。あれ、レバノンのチョコレートなんですよ。」

M先生「レバノン行ったの?(驚)ドバイって書いてあったよ。」

(ドバイでも売ってるチョコレートで「ドバイ経由でイタリアに行った。」と言えばいいものの)「行ったのはイタリアなのですが、そのチョコレートがおいしいと知っていたのでドバイで買ったんです。」と、どこに行ったのか?よくわからない返答をしてしまった。だが「すごくおいしかった。」はお世辞ではなくおいしかったわけで、病気とは全く関係ない話なのでよいことにする。笑

*上記はドバイ国際空港で買った「Patchi」というレバノンのチョコレート。「中東のゴディバ」とも評され、日本のチョコレートに果てしなく近い味でおいしいし、パッケージもスタイリッシュでおしゃれ。(´∀`)でも未だ、日本国内にはショップも総代理店もないので、海外旅行のお土産によいかと思う。


そして、また看護師さんに(リュープリンを)「どちらに打ちますか?」と言われたので「前回右側だったから左に。」と言ったが、「1回目は腕にしこりのようなものが長く残って、やっと最近消えたんです。2回目からはそんなことなかったですけど。」と言うと、「どちらの腕でもいいですよ。」と。

どうも身体がリュープリンを「異物」と感じて、拒否反応が起きるからそのような現象が起きるらしく、2回目は馴染んでいるので、あまり拒否反応が起きないのだそう。「(私の)前の方もしこりが残ってるからと、前回と同じ腕にされましたよ。」と。

「1回目で生理が止まりました。1ミリも出血しません。」というと、「それはよかったですね。」と言われ、(先生の思惑通りではあるけど。)「えーいいのかな?」と思わなくもない。(リュープリン投与によって、逆に出血が倍増して困ってる人に比べたらいいのかもしれないが。)

「でも、投与翌日から早速副作用が出ました。」と言うと、「生理中だから…云々」と言われたが、よく意味がわからんかった。(まあ、いいか。)

それにしても、看護師さんの話を聞いていると、「1回目で生理が止まらない。」とか、みんな色々病院に電話をかけてくるんだなぁと。

私はすでに色々知識が頭に入ってしまってるせいもあるが。。。私が病院、頼らなすぎ??(^_^;)

しかし、今回の注射は初めて「ちょっと痛いなぁ。」と感じ(今までで一番痛い)、注射あとには「しこり」のようなものが出来ていた。おまけに押さえたら痛いし、数日経ってもまだちょっと痛い。(T^T)

やっぱり右腕にしてもらうべきだったか?失敗したなと思った。(でも、これまた腫れあがってるわけじゃないから、病院に電話することもなく放置してたりする。)