15.執刀医を決めるのは私だ! リュープリン投与・3回目の翌日、高血圧の薬を処方してもらうため、内科を受診した。 前にも書いたが、私はこの医師のことがいまいち好きではない。(~_~;) 高血圧が専門なのでうってつけなのだが、ワタシはワガママな患者。ここに「相性」(簡単に言うと好きか、嫌いか?)と言う問題が生じる。特に高血圧の治療は、長く医師と付き合うことになるから尚更で。。 それは体調面にもハッキリ現れていて、何だかよく分からないが、血圧が自宅で計るより高くなってしまう。 大体、血圧下げるために通ってるのに、上がってたら意味ないやん。(~_~;)子宮筋腫の手術が終わって、偽閉経状態から脱したら、病院を替えようと思った。(後日、私のインスピレーションは外れることなく、「二度と行くまい。」と強く思わせる決定的なことが起きた。) さらに、手術の日が近づくにつれ、色々な問題が起きていく。みのむちくんに手術することを話した数日後…。 「なんで腹腔鏡手術なの?開腹手術じゃダメなの?そんなに腹腔鏡手術でやりたいの?」と言われた。 みのむちくんからすると、 「内視鏡手術の技術はまだ発展途上。」 「開腹手術は安全で画一された手術だし、どこの病院でもできる。」 「患者側(私)の負担を考えるよりも、安全で確実な方法でやるべきじゃないの?」と。 そもそも、私が腹腔鏡手術を選んだきっかけは… このサイトでも散々書いたが、11年前に子宮筋腫が発覚したときに受診した個人病院のS先生から、「今後、妊娠・出産を考えるのなら、筋腫を取った方が妊娠しやすくなるし、安全性も高くなる。」と言われ、「腹腔鏡手術」を勧められ、M先生を紹介されたことに始まる。 当時のM先生の診断は「手術する必要はない。」ということで今に至るわけだが…… それをみのむちくんは「それって、診断ミスじゃないの?(M先生が)訴えられるよ。」と。(私の心の声)「はぁぁ〜〜?!何たる言い草!バカじゃないか?!」 当時、経過観察となった理由は… 「自覚症状もなく、特に困ったこともなく、健康上にも問題がない。」 「(私の場合)不妊の原因にも、妊娠の妨げになるとは考えにくい。」 「子宮筋腫は再発する可能性がある。だから、あるからといって何でも取ればいいというものではない。」 と言うことで、当時の診断は妥当って言うか、私自身「あの時、先生の言うとおり、手術しなくてよかった!でなければ、今回は2回目の手術の相談になっていたよ。」と思っているぐらいだ。 …と言うとみのむちくんは、「腹腔鏡手術だったら、何度やっても大丈夫なんでしょう?だったら、だったらなんで、その時にやらなかったの?」と。 根本的なことだが「開腹だろうが、腹腔鏡だろうが、手術は手術だから、なるべくやらないに越したことはない。」と思うのだが、どうしてそれがわからないのだろうか…? 全然、手術受ける人の身になって考えてない!! しかも「ああいえば、こういう」の返答に私はイライラしてきた。 オリンパスのHPを見ると、内視鏡手術は保険対象医療となって20年以上経過している。充分ではないか…と思うが、こういう「確固たる医学的根拠」をいちいち調べ上げた上で提示しないと納得しないらしい。 そのくせ「外科医が100人いたら、90人までは開腹手術でした方がいいと言う。」と、まるで本当に聞いてきたように言うが、それは単なる推測(思い込み)にすぎないのではないか?(と言うか、病気は種類によってそれぞれ事情が違うから、聞くなら「婦人科医」でしょうと思う。) まるで頭の堅い頑固親父と話しているようだと思った。 やっぱりみのむちくんとは医療に対する価値観があわない。。 恐ろしく合わない。。 反論する気もうせるほど合わない。。 それに、そもそも「産婦人科」と言う場所が、女性にとってどういうところか?全く理解していない。(大抵の女性は、できるころなら診察は最小限度にとどめ、なるべく色んな病院・医師に晒されるようなことはしたくないと思う。) さらに世の中には、「単に患者の年齢だけを見て、“子宮温存の適応”なしと決める医師がいる」と言うことをみのむちくんは知らない。病院はどこでも同じではない!私の年齢だと、うかうかしてたら(確たる理由もなく)子宮どころか卵巣までもっていかれそうだと言うのに! そして、「開腹手術にすれば、どこでもできるし、近くの病院でやれたのに。」と(私からしたら)そんな支離滅裂なことを言われた日には、もう何もかも言う気が失せた。。 折衷案として…今のT大病院で、腹腔鏡手術ではなく開腹手術に変更したら…私が納得が行くか?と言われたらNO。 世の中には夫の意見に従う方もいらっしゃるだろうが、私は譲らない。 手術の痛みやリスクを背負うのは私。(もっとクールなことを言うと、医療費を支払うのも私。) だから執刀医を決めるのは私。ここは絶対に譲れない。 …というか、そもそもM先生は、腹腔鏡手術で定評ある医師なのに、それをなぜわざわざ開腹手術にする必要があるのか? きっとみのむちくんの本音は… 私から突然手術が決定したことを話され、いきなり現実味をおびることとなった。でも私は、定期的に先生に会ってるので、不安や不明な点はそのつど聞けるが、みのむちくんは全く情報がない状態。それで「どうにも不安で、漠然とした気持ちを、むちゃくちゃな意見でとにかく口にしてしまう。うちの主人と一緒。」という友人の意見の通りかなと。 だけど、4月とか5月ぐらいの頃は、「みのこは開腹手術の痛みには耐えられないだろうから、腹腔鏡手術の方がいいんじゃないか?」なんて言ってたくせに! それを今更、「腹腔鏡手術ともう決まってるなら(変えられないなら)しょうがないけど。」なんて、捨て台詞のように言われてもムカつくだけだ。 心配していることは分かるが、思いっきり裏目に出ていると思った。 |