沖縄行軍の続き(沖縄・3日目)
さて、バスは東南植物楽園に到着する。ガイドさんがニッコリ笑って一言。「ここの集合時間は40分後です。」 40分後〜〜?! しかもよく見ると、2箇所に分かれているではないか!(東南植物楽園と、おきなわスロー風楽風遊の森)ホントに40分で見て回れるのか?! …と思ってると、園内を回るガイド付きトラムツアーがあることに気付く。所要時間を聞き、20分ならばと乗ることにする。 すると出発間際に、カメラを持った人が現れた。勝手に写真を撮って、1枚1000円で「気に入ったら買ってくれ。」というヤツである。 しかも現代はデジカメで、安価で性能のいいプリンターもあるから、ネガプリントより早くてコストもかからない。結構ボロい商売かもしれないが、邪魔されて甚だ迷惑である。しかも今回は、特に時間がない! でも旅行記更新時(2005.5)、その写真を部屋で見つけてビックリ!文句を言いながら買ってるとは!しかも、みのむちくんは自分が買ったクセに、そのことを全く覚えていなかった。(苦笑) 話戻って、ちょっとデザインが面白い(というかへん?)なトラムに乗って、園内を1周することになる。先ほどのパイナップルパークほどではないが、あまりに早くて、説明されたことは、後日ほとんど忘れてしまう。
さらに、おきなわスロー風楽風遊の森にも行くが、こちらは徒歩。あと20分しかないのに、どのぐらいの時間で見てまわれるか分からない。行軍のごとく、「歩け、歩け。」と脇目もふらず、一心不乱に歩き続ける。これって、何か違うのでは?(苦笑) 後日ガイドブックを見ると、ここは「椰子をはじめ、ハイビスカスやブーゲンビリアなど、世界中から集めた2000種あまりの植物を植えてある。」と書いてあった。確かに、民間の植物園にしてはかなりの充実度で、手入れも行き届いている。「たった40分で見るところではない。」と言うことだけはよく分かった。
さらにバスは、プラザハウスというショッピングセンターに向かう。このコースの中で、最も興味のない、ハッキリ言って、寄らなくてもいい場所。 この定期観光バスツアーは、昨今の海外旅行ツアーの価格戦争と同じく、かなりギリギリな価格に設定してる気がする。1人5400円の参加料で、バスの定員が20名ぐらいだから、1コースにつき約10万8000円の売り上げである。 ![]() そこから、バスのガソリン代や維持費、高速料、弁当代、ナゴパイナップルパーク(450円)と東南植物楽園(900円)の20人分の入場料(どちらも団体料金)、ドライバーとガイドの人件費を合わせると、結構ギリギリではないか? しかも、当日参加者を募るのだから、10人ぐらいで出発したりして、採算取れない場合もあるだろう。(こんなこと計算するなんて、イヤな客だなぁ。苦笑) …で、どこで採算取るかというと、やはり土産物屋のキックバック(バックマージン)か、コミッションではないかと思う。 だからガイドさんから、プラザハウスの5%割引券を渡されたとき、「ああ!やっぱり!」と苦笑いの表情になる。しかもこの割引券、「使った後に返せ。」など、せこすぎる。(苦笑) そのプラザハウスだが、ドバイのショッピングセンターの縮小版のようだ。周りには、ラスベガスのダウンタウンあたりで見かけたような小ぢんまりしたショップがある。新鮮さもなく、想像通り面白くない。 てきとーにフラフラと見て回って、時間を潰す。免税店みたいなブランドショップは、ドバイで飽きるほどみたから珍しくもない。さらに旅行先では、スーパーに行くのが好きな私とみのむちくん。だが、アメリカと日本を足して2で割ったような沖縄のスーパーは、さして面白くもない。 ところどころに、アメリカ人(米軍キャンプの兵士とその家族か?)がいたりするんで、そのへんは沖縄らしい。そういう意味では、アメリカに行ったことのない人には新鮮かもしれない。 これでやっと、このコースの日程は終わる。後は那覇に向けて帰るだけである。また帰りのバスの中では、往年のバスガイドらしく、クイズをやったり、完全沖縄弁の民謡を歌わされたりする。もう半分脱力、半分ヤケクソな私。しかも沖縄弁は「めんそーれ」しか分からない。もしかしたら、英語より難解かも? ![]() 余談だが、ガイドさんが話してくれた沖縄の話をひとつ。 沖縄は第二次世界大戦後、しばらくアメリカ領土だった。その影響で、1978年7月30日午前6時まで、右側通行だったらしい。 そして、その時間以降は、本州と同じく左側通行になったわけで、その変換は想像通り、えらく大変だったらしい。もちろん、交通標識も変わる。30日までフードがかけられ、バスも左側通行用(右ハンドル)のものが用意された。 そして7月30日の午前6時、時報と共に沖縄は左側通行になった。本州から交通指導のために、たくさんの警官が応援に駆けつけたらしい。 だが、あっちこっちで、対向車同士が立ち往生。(どっちが優先車か悩むらしい。)沖縄中が教習所状態となった1日だったそうだ。でも、1日で何とかなったんだろうか?? さらに余談だが、沖縄の表示は例えば「国際通り」だと、ローマ字表示は「Kokusai Street」ではなく、「Kokusai Dori」。「これでは外国人観光客に不自由だろう。」と思ったが、みのむちくんが言う「この表示は観光客用ではなく、沖縄在住のアメリカ兵が、日本語を覚えるためではないか?」に違いない。 午後7時、バスは琉球バス本社に辿りつき、これで解放…もとい!解散となる。とても遠い「美ら海水族館」に連れて行ってもらったのはよかったが、あまりにも目まぐるしい1日。よくこれだけ写真が撮れたものだと感心してしまう。(その分、記憶が定かではない。) このコースの所要時間は10時間で、那覇からは往復で約5時間かかる。そして、観光ポイントは6箇所あり、海洋博記念公園は2時間の滞在。だから残り3時間しかない。 つまり単純に計算すると、1箇所につき30分しか時間がないのだ。今日は計算ばかりしているが、もっと早くコレに気付くべきだった。まるで、映画の10分ダイジェストをたくさん見させられた感じ? もしかして、海外旅行における「ツアコン付きツアー」もこんな感じだろうか?昔々、「日本の観光客が通った後は、ペンペン草も生えない。」と言われるのが分かったような気がした。 そして未だに、浅く広く短期間で、色んなところに行くパターンが多い。 ちなみに、今まで海外で参加したオプショナルツアーは、どれもそんなにせわしくない。「アレもコレも…」と欲張りなのは、日本独特なんだろうか? その後、国際通りに行き、ステーキの店に入る。みのむちくんが「アメリカンステーキが食べたい!」と言ったからだ。(私は日本風のステーキの方が好き。)
書いたとおり、沖縄はとてもアメリカの影響を受けているから、その手の店は多い。国際通りのいかにもそれっぽい店に入る。店内もジュークボックスや骨董品のようなレジが置かれていて、「古きよきアメリカ」という感じ。 みのむちくんはサーロインステーキ、私はステーキにロブスターがついたセットを頼んだ。今日もひたすら食うとも!!昼間はまっずい弁当食わされたし、半ばやけ食い?(苦笑)
食べ終わった後みのむちくんは、「ちょっとアメリカンすぎるよね。」と言う。だから、日本風ステーキの方がうまいんだって!(笑)旅行記のネタになるから別にいいけど。そして今日も、ホテルに帰って、大晦日に買ったジミーのケーキの残りを食べた。 |
タクシーも客引きするのか?!(沖縄・4日目)
沖縄滞在4日目。今日は東京に戻る日だが、20時50分発羽田行きの便なので、まだまだ時間はある。 昨日の定期観光バスツアーに参加して分かったことは、私は「旅行における団体行動に向いていない。」ということ。何がダメって、「集合は*時*分です。」と言われても、心のどこかで「ちょっとぐらい遅れたっていいや。」と思っているからだ。 いつも旅先では、みのむちくんと2人でしか行動してないから、飛行機や列車などの時間さえ守れば、後はそんなにシビアではない。私もみのむちくんもそういう旅行しかしてないから、やたら時間に拘束されるのが、ものすごく苦痛なのだ。 うっかり昨日、琉球バスのもう1つのコース「沖縄南部を巡るコース(海軍壕、琉球ガラス村、ひめゆりの塔、平和祈念堂、おきなわワールド(玉泉洞王国村)、国際サンゴ加工所)に申し込まなくてよかった!」と、心から思ったのである。(このコースの所要時間は6時間で、昨日の様子から、どれだけせわしいか想像できる。) しかも日本語どころか、例え英語が通じなくても、「同じ人間だから通じるさ」と全く臆さず旅してきた「自称・モト半端なバックパッカー」の私。それが、定期観光バスを利用するなんて、沖縄なのに、バリバリ言葉が通じる日本なのに、何たる体たらく!!…思わず反省した。(笑) ![]() そんなわけで、今日はいつもの旅行のように、みのむちくんとバスを乗り継いで行くことにする。 行き先は沖縄南部だから、昨日より移動距離は短い。チェックアウトを済ませると、まず那覇空港に向かう。 部屋を出る前に、みのむちくんは朝からジミーのケーキを食べた。やっぱり直径30センチのケーキは、でかいだけあって、食べるのに3日かかってしまった。 そして、100円ショップで買ったケーキを切るための包丁は捨てていく。昨今、よりセキュリティの厳しくなった空港では、包丁なんか持ってたら大騒ぎだろう。(苦笑) まず最初の目的地である「おきなわワールド」には、まず那覇空港近くのバスターミナルから、糸満バスターミナルに行く必要がある。 空港に行ったついでに、荷物預かり所でスーツケースなどを預かってもらう。最終的には空港に戻るワケだから、有料でもホテルで預かってもらうよりラクである。 その後、みのむちくんは空港のATMで引き落としをしようした。だがなんと!都市銀行のキャッシュカードが使えない。まだ1月3日だからか?やっぱり都心と違って不便。まあそれは、私が余計に1万円持ってきたので、何とかなったが。 那覇のバスターミナルに行くと、近くにいたタクシーの運ちゃんが、「どこに行くんですか?」と聞いてくる。「沖縄ワールド」と答えると、「時間かかりますよ。タクシーなら早いですよ。3000円ぐらいですから。」と言われる。 ![]() まさかタクシーの運ちゃんが、客引きをするとは思わなかった。(苦笑)しかも、声を掛けてきたのは1人だけではない。 ちなみに、「沖縄のタクシーは安い。」と言われているが、それは日本国内に限っての話。しかも、私がこの3ヶ月前に行ったのは、石油産出国のドバイ。 タクシー料金は、日本の1/4程度だった。(もっと安いかも?)だから、全然安いと思わない。 無視して、バス停でバスを待つことにする。ここでも運ちゃんが声を掛けてくる。これが海外なら、言葉が分からないフリが出来るのに!(苦笑) バスが来るまでに、近くの自動販売機で、飲み物を買う。私が買ったのは、ペットボトルのさんぴん茶。「不思議なお茶」という意味で、沖縄でもっとも良く飲まれているらしい。ジャスミン茶に似てるから、わりと違和感なく飲める。 ほどなくして、糸満バスターミナル行きのバスが来る。この時、みのむち母から、みのむちくんの携帯に電話がかかってきたらしい。大晦日に沖縄三越から送った泡盛は、昨日(1月2日)に着いたんだとか。早い! バスは街中を通り、糸満バスターミナルに向かう。乗客は、私とみのむちくんの他に1、2名程度。まだ三が日のせいか、道路も混んでいない。おまけに「おいおい!ホントにこんなところにバスターミナルがあるの?!」ってぐらい住宅地になっていく。しかも辺鄙。 ![]() 那覇空港から50分後、私とみのむちくんは半信半疑でバスを降りる。少し歩くと、バスターミナルというより車庫のような場所がある。 ホントにこんなところから出発するのか?するとバスの運転手が、私とみのむちくんに話しかけてくる。 「どこまで行きたいの?」 「おきなわワールドです。」と答えると、「ああ玉泉洞(なぜか地元の人は皆こう読ぶ。)ね。だったら、那覇バスターミナルから、直通が出てるのに。」と言われる。がーん! 「あと、ひめゆりの塔と平和記念公園にも行きたいのです。」と言うと、それはここのバス停からしか行けないらしい。無駄足を踏んだわけでないのでホッとした。 そこで、ひめゆりの塔、平和記念公園、おきなわワールドの順番で行くことにする。すると、運ちゃんに「どこでも好きなところに連れてってあげるよ。」と言われる。 え?これってタクシーですか〜? 私とみのむちくんが乗ったとたん、バスの行き先が表示され発車する。もしかしてホントに、私とみのむちくんが言ったとおりの行き先表示になるのか?!(笑)ちょっと楽しくなってきた。
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