チュニジア・ドバイ編

2010年9月24日(金)〜2009年10月3日(土)

ドバイ再訪は神の思し召しか…?(出発前日まで・その1)

2010年9月25日。
ドバイ国際空港(Dubai International Airport) ブルジュハリファからドバイの夜景

まもなく夜があけそうだ…。
実はここに来ることは、10ヶ月以上前から決まっていた。


2009年11月12日

ワールドインベスターズTV主催の「2晩連夜のSWFプレゼンツ!中東・アフリカナイト」に参加したときのこと…。

平日は仕事の終わりが読めないので、この手のイベントにはあまり参加しないことにしているが、「気分転換によいだろう。」と参加した…というか、なぜか「行かなければ。」と思った。

最後に抽選会があり、一等は「ジュメイラ・エミレーツ・タワーズ(Jumeirah Emirates Towers)の3泊無料宿泊券」。しかし、私はそれを他人ごとのように見ていた。

なぜならクジ運は、「天分」が左右する。当たる人はいつでも当たるが、まず私は当たらない。末賞程度が関の山である。
ジュメイラ・エミレーツタワーズ
対して、「くじ運最強ブラザーズ」のJさんは、またもや獲得挑戦権を獲得する。「なんてクジ運のいい人なんだ〜〜。」と感心しつつも、やっぱり他人事。ちょっとトイレに行って戻ってきたら、(獲得するための三択問題で)なんと3問目で外れてしまった。そして再抽選されると…なんと!!それは私の番号ではないか!!

えええええええええ〜〜〜?!ありえね〜〜〜!(驚愕!!)

この時点でもかなり驚いたが…
なんと!!この無料宿泊券は私のものとなった。ありえね〜〜〜!

これから先の運全部使ってしまったのか?!

…と思うぐらいの快挙だが、「これで相殺したかな。。」と思うぐらい今年は大変な局面ばかりだった。実はこの日「ホント、もう限界ですよ。失踪してしまいたい。」と会社の同僚に話したのが、真面目な本音である。

そんな私の訴えを聞き届けたのは「アッラー」か?!「招待するからドバイに来い。」…ってか?ドバイは私にとって、不思議と関わり合いのある都市。まさに「神の思し召しのままに…インシャ・アッラー!」である。(念のため。私はイスラム教徒ではない。)

2011年2月上旬

さて、この宿泊券をいつ使うか…?

イレギュラーに渡航してもいいかな?と思ったが、あっさりみのむちくんに却下された。(涙)
有効期間は今年の11月までなので、毎年の海外旅行は自動的にドバイを絡めることになる。
ジュメイラ・エミレーツタワーズの客室
それでみのむちくんは「ずっとドバイに滞在するのはどうかなぁ〜?アトランティス・ザ・パーム(「Atlantis, The Palm」1泊6万円ぐらいする高級リゾートホテル)とか泊まったら面白いよ。」と言うが、ドバイは今度で3度目。

いくら「キツいスケジュールがイヤ。」と言っても、「1週間も何して遊ぶんだよぅ。」って感じである。(ドバイは積極的に観光する場所ではなく、基本リゾート型滞在である。)

旅行日程を考えると、全行程9日か10日間。なのでドバイでの3泊を除くと、滞在できるのは5日間程度。

「じゃあ、カイロは?」と言われたが、なぜだか今、私のベクトルはエジプトには向かない。(一時期、「死んでもいいから行きたい!!」と思うぐらい憧れていた時期もあるが…。)

「ラルナカ(キプロス)は?」と言われたけど、テレビの特集を見ていても眠くなるような場所は「え〜〜〜」って感じだ。南イタリアには行きたいところがいっぱいあって、「日程的に勿体ない。」と言われ、チュニジアもモロッコも「遠い。」と言われ、なかなか意見が合わない。

ふと…思いついたのはアフリカのサファリ!!

私は動物写真家・岩合さんのアフリカの写真に魅せられて、デジタル一眼を買ったことを思い出した。どーぶつ見たり、自然を見たりなら、5日間でも、きついスケジュールにはならないのでは?当然、個人でサファリには行けないので、「ナイロビ発着5日間・約10万円」というリーズナブルなツアーも見つけた。

だが………ケニアの首都ナイロビは大変治安が悪い。(世界有数の犯罪都市)
ヴィザが必要。(←これは大した問題ではない。)
もしかして…、黄熱病の予防接種も必要…かもしれない。(検疫所のHPを見ると、必須ではないが、推奨になっていた。)それよりも、このプランをみのむちくんが「うん。」というか?が大変大変疑問である。

ホテルよりドバイの景色 ドバイの夜景

4月末〜5月上旬

案の定…というべきか、みのむちくんは「お金がないから無理よ。」と言う。(涙)それどころか、他都市の滞在も歯切れも悪く、今年はドバイかUAE国内だけで完結してしまいそうなノリである。

この不景気でも「海外旅行に行けるだけでもマシ。」と思わないといけないかなぁ…。(涙)うちはこういう費用は全て折半なので、旅費のために無理して欲しくないし。

困ったときの神頼み!
「何とか旅行に行けるようにしてください。」

なんというワガママなお願いなのだろう。(苦笑)しかし、旅行の神様は私たちを見捨てなかった。ゴールデンウィークが明けた頃…住宅ローンなど、家の必要経費を振り込んでいる共有口座の記帳をした時、残高を見て驚いた。

お金が余ってる〜〜〜!!

これは7月に引き落としされる「団体信用保険」のために積み立てていたお金。だが4月に住宅ローンの借り換えを行ったため、支払わなくてよくなったのである。1人頭10万円をプラスできるなら、どこでも行けるではないか!

そのことをみのむちくんに言うと、「ナポリは?」と言った。(この間まで「ドバイで完結しか無理」とか言ってたのは、やはり予算の問題か〜〜。)ただし今回は「ドバイ経由」となるので、やはり中東系キャリア(エティハド航空・エミレーツ航空・カタール航空)を利用するのが望ましい。だがどれを使っても、イタリアには「ヴェネチア、ローマ、ミラノ」しか行けない。

…で、上記3社のネットワーク図から「行きたい国」を考えることにした。
そこでまたケニア…と思ったが、ナイロビ行きの航空運賃は意外に高く、サファリツアーに参加するのでは、ちょっと金銭的負担が重いだろう。北ヨーロッパは、フライト時間が長すぎるので却下。

シディ・ブ・サイドの街並み ホテル「ダーサイド」

そこで思いついたのがチュニジア!!
以前よりも「行きたい国」候補に上がっており、治安も特別悪くない。(2009年当時)チュニジア北部に位置する「シディ・ブ・サイド(Sidi Bou Said)」という街が、大変美しく、ぜひ一度行ってみたかったのである。我が家の旅行において、最も重要なのは「景観が美しいこと」。(この旅行記も写真に力を入れているからだ。)

さらに、航空運賃を調べてもそんなに高くない。(…というか、ドバイ行きとほぼ変わらない。)おまけに物価が安く、チュニジアの首都・チュニスの一番高いホテルに泊まっても1泊1万円程度。そして、私のベクトルは今、なぜか強くアフリカに向いていて、とりあえず希望は叶う。「きっとみのむちくんも賛成するだろう。」…と思って話したら、やっぱり大乗り気だった。


ダール・エル・アンナビ シディ・ブ・サイドの土産物屋

だがそんなパーフェストなチュニジアにも、1つだけ不満がある。
それはまたまた「エミレーツ航空利用」になること。毎回行き先も利用航空会社も違う我が家で、同じ航空会社に3度乗ることはかなり珍しい。(要はその時々で一番安い航空券を利用しているから。)どうせならカタール航空か、エティハド航空に乗ってみたい。

それはみのむちくんも同じらしく、「じゃあバルセロナは?」と言った。しかし、4泊程度の滞在でスペインは大変不満である。さらに「カイロは?」と言うので、「カイロは暑いし、誰の旅行記を見ても大変そうなんだもん。」と答えた。

そしたら「ミコノス島は?」と言う。ミコノス島はサントリーニ島と同じく、エーゲ海に浮かぶ島の1つ。景観が美しいことから「エーゲ海の真珠」とも呼ばれている。だけど〜〜ミコノスって……、ギリシャである。

今、金融危機で、公務員は48時間ストを行い、つい先ほどのニュースによると、デモによる火災発生で死傷者がでた。9月になったらまた情勢は変わっているかもしれないが、ギリシャのことだから、あまり期待はできない。行ってみたい場所ではあるが……、アテネ経由は避けられず、ストが起きてはたまらないので却下。もといチュニジア・ドバイで決定である。

シディ・ブ・サイドの土産物屋 土産物屋のネコ

5月中旬

みのむちくんが「ドバイ経由チュニス行き」の航空券を予約した。
今回は楽天トラベルで予約したらしい。巷に売られている「チュニジア行きの航空券」の最安値は96,000円らしいが、楽天トラベルの場合は金額変わらない上に、手数料はなし。さらに楽天ポイントがつくから、一番安かったようである。

同時期、ジュメイラグループの担当者の方に連絡して、「ジュメイラ・エミレーツタワーズ」の宿泊を予約してもらった。日程を考えると3泊とは言え、実質は50時間ぐらいしか滞在できないので勿体ないが、時間に限りがあるのでしょうがない。

サハラ砂漠に沈む夕日 スターウォーズのロケ地

6月上旬

旅行記「中欧編」が完成する。私にしてはこんなに早く完成させたのは、まだ「エクアドル編」が残っているからだ。

ところでチュニジアは、地中海沿岸の北アフリカに位置する国。アラビア語で「日が没すること、没するところ」。つまり「西方のアラブ諸国(モロッコ、アルジェリア、チュニジア、西サハラのこと。)」を意味する「マグリブ(Maghreb) 」の1つ。

元フランスの植民地で、ぬるいイスラム圏でもあり、ヨーロッパとアラブの文化が融合する国。そのため、他のイスラム諸国とは少々違うようで、例えばイスラム諸国の休日は木金だったり、金土だったりするが、チュニジアは土日らしい。そして公用語はアラビア語で、フランス語も広く使われているらしい。

アラビア語もフランス語もさっぱり分からないけど…。(汗)
まあ何とかなるだろう。。

通貨は「チュニジアディナール」。チュニジアディナールって……。
チェココルナよりマイナー感漂う。。。

そして、国土はさほど大きくないようだが、北部と南部では別の国か?と思うぐらい雰囲気が違うらしい。実は南部には、スターウォーズのロケ地として使われた場所がたくさんある。(ちなみにジェダイの衣装は、北アフリカの先住民族であるベルベル人の衣装をモチーフにしているらしい。)すご〜〜く行ってみたいが、首都チュニスと300キロも離れている上に、今回は日程的に厳しい。大体ドバイも「砂漠の都市」なのに、これ以上砂漠に行ってどうするのか?




チュニジアよ、ネタをありがとう(笑)(出発前日まで・その2)

7月下旬

出発まであと2ヶ月ちょっと。
エミレーツ航空は21時40分成田発。会社を早退すれば、そのまま空港に向かうことができ、大変効率がよい。だが5月に予約した時は、「金曜日出発・13万4000円」と足元を見るような値段だった。(予約した航空券は土曜日出発で9万6千円。)

しかし、出発日が近づくにつれて、徐々に運賃が安くなってきたらしい。同じ値段で金曜日出発に変更可能となったので、チュニジア滞在が5泊になる。…となると、チュニスとシディ・ブ・サイドだけではもったいない。例えるならば「渋谷と池袋に5泊滞在するようなもの」だからだ。

トズールの街並み トズールの街並み

再び、チュニジア南部に行くことを考える。

チュニスから飛行機で1時間程度で行けるようで、ちょっと強行すれば、(もちろんオプショナルツアーだが)サハラ砂漠で1泊も不可能ではない。だが、ネットで検索しても、現地旅行会社どころか、チュニジアの情報自体、あまり出てこない。自分で言うのもなんだが、リサーチはかなり得意なはずなのに「コレ」と言った情報が見当たらない。

この辺がアフリカって感じか??

それでも分かったことは、「日本語で対応してくれる現地旅行会社は3社ある。」ということ。(Nefzaoua voyagesは微妙。)

ATLANTIS・Voyages
トラベルサン
Nefzaoua voyages

その中で、ちょうどいいツアーを見つけたが、チュニジアの物価を考えると「1泊2日で1人453ドル」って高すぎやしないか?どうやら現地で申し込んだ方がずっと割安らしいが、ネットにほとんど情報がないので、連絡先が分からない。

そして、北部が移動しやすいのに比べ、チュニジア南部は一気に不便になる。例えば、サハラ砂漠へのツアーは「ドゥーズ(Douz)」という街からの発着が多いが、ここまで行くには車しか交通手段はない。またスターウォーズのロケ地巡りも車でしかいけない。ツアーでなければ、ルアージュ(乗り合いタクシー)やバスを乗り継ぐことになり、滞在日数に余裕のあるバックパッカーしかできなさそうな雰囲気である。

同じ新興国…と言っても、難なく予約できたチェコとはえらい違い。「渡航先がアフリカ」と言うことを思い知らされた感じである。

ネフタの花かご スターウォーズのロケ地


だが、飛行機でも行けるジェルバ島(djerba)とトズール(Tozeu)という都市もある。チュニスエアー(Tunisair)の子会社である「セブンエアー(Sevenair)」が、南部への便を運航しているからだ。そして、ジェルバ島もまたサハラ砂漠への拠点となっているらしいが、実のところは定かではない。しかも、写真を見ると、まるでフランス人のリゾート地のよう。もしもオプショナルツアーを申し込めなかった場合、今後も行きそうな都市に滞在する意味があるのか?

…ということで、トズール行きの航空券を予約することにする。トズールはサハラ砂漠の北部に位置するオアシスの都市。ここならば、滞在するだけでもサハラ砂漠を見ることが可能だからだ。

トズール・ネフタ空港 セブンエアー

最近、「みのむちトラベル・海外支店」は私。航空券やホテルなど、日本語でやりとりできる部分はみのむちくんが予約しているが、現地とやりとりする場合は、私が担当している。しかし。。。。セブンエアーのHPを見て絶望的な気分になる。

おふらんす語ですか〜〜〜〜!!

この手のHPは大体つくりはどれも同じなので、チケットを購入するぐらいはできる。しかし、例えば「出発48時間前までにリコンファームしてください。」なんて書かれても、おフランス語だからわからない。困ったな〜〜。(しかも英語サイトは万年工事中。汗)

日通トラベルのチュニジア支店に依頼することも考えたが、日本円に換算すると1人3,000円ぐらいの手数料がかかる。そこでとりあえず、セブンエアーのコールセンターに「フランス語がわからないから、予約してほしい。」という英文メールを出した。FAXやメールでの予約も受け付けているらしいから大丈夫だろう。

8月上旬

あれからセブンエアーに2回メールを送ったが、一向に返事が来ない。そこで、今度はFAXを送ってみることにする。「フランス語わからん。」っと言っても、営業時間とFAX番号ぐらいはわかる。(誰かのブログで、「1週間経ってやっと返事が来た。それは前日、FAXで同じ内容のものを送ったから。」と書かれていたからである。)

Messrs.Call Center SEVENAIR
セブンエアーコールセンター御中
I sent a mail of the next page to July 30th and August 3rd,how is this matter?
When it isn't possible to fix reservation,I can't plan my travel.
Please contact me to my mail address.
私は7月30日と8月3日に次項のようなメールを送りましたが、この件どうなりましたか?予約が確定しないと、旅行の予定が立てられません。どうぞ私のメールアドレスに連絡してください。


しかし英文はともかく、文章をFAX形式にすることに意外に手間取る。おまけに、国際FAXなんてほとんど送らないから、国番号からダイヤルしてしまった。(汗)本当は国番号の前に、利用する電話会社の番号が必要だ。例えばNTTなら「010(+216) 71 94 22 72」である。(コンビニなどから送る場合は、どこの電話会社を利用してるか?確認する必要がある。)2度目はエラーが出なかったから大丈夫だろう。

翌日、セブンエアーから返事が来た。

We are really sorry for this unusual delay.
大変遅くなってすいません。
Now I send you here a copy of your booking from Tunis to djerba and return from 26 to 28september10.
今、私はここに、9月26日から28日まで、チュニスからジェルバ(djerba)まで往復の予約の控えを送ります。
(予約情報)
You can purchase your tickets before your departure to djerba at Tunis carthage Airport.
あなたは出発前にチュニス・カルタゴ空港で、航空券を買うことができます。


ジェルバ?!
違ってるやん!…と、慌てて返信した。出来るだけ早い方がいいと思ったので、かなり簡単な英文である。

Dear Sir,
(フランス語フォントのせいか?文字化けして、送信者の名前が読めなかった。)

Thank you very much for e-mail.But the destination is different."From Tunis to Tozeu".
Best regards.
メールを大変ありがとうございます。しかし、目的地が違います。「チュニスからトズール」よろしくお願いします。


するとまた速攻で返事が返ってきた。しかしそこには「Dear」も何もなく、いきなりこのひと言。

OH SORRY SORRY SORRY AND SORRY!!!!!!!!


ぷっ!ぶははははははははは!!!

返事がものすごく遅れている上に、「間違ってる」と指摘され、かなり焦ったのだろう。コールセンターのスタッフの表情が思い浮かぶような文章。(原因はものすごく単純。行き先選択のプルダウンが、トズールの前がジェルバだったからと思われる。)みのむちくんは「翻訳にかけたら“おおお〜!ごめんなさい!ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさぁぁぁぁぁ〜い!!”って出たよ。」と言った。(笑)

さすがに2度目のメールの内容には問題なかった。(一応、ホームページで出発時刻等もチェックした。)そんなわけで航空券の予約ができたので、今度はトズールのホテルの予約である。チュニスよりさらに物価が安く、プール付きのゴージャスなホテルが、1泊1部屋2万円いかないらしい。

ダール・シュライトのロビー ダール・シュライトのラウンジ

その中で、「ダール・シュライト(Dar Cherait)」という5ツ星ホテルがよさ気に感じた。博物館が併設され、アラブの宮殿をモチーフにしている。ちなみに地球の歩き方によると、トズールで一番高級なホテルは「ソフィテル パームビーチ(Sofitel Palm Beach Tozeur Hotel)」らしい。

上記ホテルもまた日通トラベルから予約できるが、2人2泊で460ドル。(約40000円)チュニジアの物価から考えたら、とても出せない。だが「ダール・シュライト」は、ホテル予約サイトにほとんど登録されておらず、あったとしても「満室」。おまけに公式サイトは、これまたおフランス語のみ。

またか〜〜〜〜!(ため息)
ダール・シュライトの客室
結局、みのむちくんが公式サイトからかなり苦労して予約したらしい。

例えば名前の入力。英語ではfamily nameとか、surnameとか、first nameとか言って、「姓」と「名」が明解に分かるが、フランス語の自動翻訳にかけたら、どちらも「名前」になってしまったらしい。(どもフランス語ではfamily nameのことを「ファーストネームの後の名前」とか言うようだ。)

あと部屋のタイプの他に、3つ選択肢があって、下に行くほど料金があがる。またフランス語翻訳に入れると「年金の半分」とでた。ワケ分からん。。。。(苦笑)

「pension」という単語が、「寄宿舎・寄宿寮・寄宿生」「(食事付きの)宿泊料・下宿」「年金・恩給」という3通りの意味があるからである。

結局このホテルには、「朝食のみ」「朝・夜2食付」「朝・昼・夜3食付」という3通りの選択があるらしい。温泉旅館か?!(笑)

しかしこのホテルは、東京で言うなら、外国人がホテルオークラに予約するようなもの。でもオークラには英語サイトが存在するけど、このホテルにはない。もしかしてもしかして、チュニジアって日本より英語が通じないのか…?(汗)「お高く留まってるのね〜!」と言った人がいたが、それは違うと思う。多分…。あくまで想像だが、「英語サイト」を作らないのではなく、きっと「作れない」のだろう。ダール・シュライトの中庭

なぜそう思うのか?と言うと、まずセブンエアーのメールには「出発前に空港でチケットを買え」とあったが、それ以上のことは何も書かれていない。「○時間以内に購入しないといけない。」というのもなく、私のクレジットカード番号を聞くとか、デポジットも要求しない。

この全く保障なし状態で、もし私がドタキャンしたら、どうするつもりなのか?しかも、とあるブログでは、(予約して)空港でチケットを受け取ったら、「ディスカウント料金の方が安いからこっちの金額で買え。」と、予約時より安くなったらしい。

ゆるい…ゆるすぎる。(笑)この調子では、私がゆるくても許されるだろう。砂漠ツアーもホテルのフロントを通じて、「今日言って明日出発」どころか、「今すぐでもOK」と言われそうである。

さらに「ダール・シュライト」の支払いはクレジットカードだが、支払い通貨単位は「チュニジアディナール、ユーロ、ドル、円」から選べるらしい。2人で2泊440TND(約26400円)。(余談だが、日通を通じて予約すると352ドル・約30000円)これが、ユーロだと(円換算で)約27000円、ドルだと約36000円、円だとなんと40,000円を越えるらしい。
何だ?!この恐ろしいほどのレートのばらつきは?!


ダール・シュライトの内部 ダール・シュライトのプール

もっと言うと、ホテル選びの際、いつもみのむちくんはグーグルアースで場所を確認するのだが、明記されている住所とグーグルアースの写真が全く違っているらしい。チュニジアは住所すらちゃんと整備されていないのか?これでちゃんと辿り着けるのだろうか…?(苦笑)まあタクシーの運ちゃんが5ツ星ホテルを知らないということはないだろう。トズールであまりマイナーホテルを選んではいけないということだろうか?

しかし…旅行に行く前から「色々とネタありがとう!」って感じである。(笑)。