「軽々しく言わないで!」 手術の1ヶ月ぐらい前のこと。。 仕事関係の知り合い(40代男性・既婚)に、「12月9日に手術を受けることになり、1週間入院しないといけないから、しばらく会社を休みます。」と言い、「子宮筋腫の手術」と言うと、「子宮、とっちゃうんですか?」と言われた。 それって。。それって、悪気なく言ってるのかもしれないけど…… めっちゃデリカシーなくない?(~_~;) 話を聞いてみると、この方の奥さんのお姉さんが、すごく大きな子宮筋腫で子宮全摘したらしい。で、執刀医が「よくここまで育てましたねー!」と言うノリだったので、サラッと言ってしまったのかもしれないけど。。 もし自分が全摘するとしても、そんな風に言って欲しくない。 …でさらに「12月10日出社されますか?」と言われた。え?! 今、私、「1週間入院」って言ったんだけど。。。。 手術の翌日に仕事なんて絶対無理じゃん。。日帰り手術じゃないんだから! 「この人、ちゃんと人の話聞いてるのか?」と。(ーー;) だけど。。。うちで某人気医療ドラマを見ていたときのこと。。 主人公である医師の「身体の中に要らない臓器なんてない!!」と言うセリフ。「いいこというなぁ。」と思って見ていたら、みのむちくんが「みのこは子宮取るから。」 本気で首絞めて叩き殺してやろうと思った!(~_~;) (術前なので、特にナーバスになっている時期。) 本人は軽い冗談のつもりかもしれないが、私には聞き捨てならないセリフ!! ホントにホントにムカつくわっ! …で、そのあと、「みのむちくんは(急性虫垂炎で)虫垂とられちゃったんだよねぇ…。(T^T)」と気にしていたが「知るか!」と思った。 「子宮筋腫の手術をする」と言うと、「簡単な手術らしいね。」と言われたこともある。 よくよく話を聞くと、その人の奥さんが開腹手術で子宮全摘したらしい。簡単って言うな!(ーー;) 確かに、子宮筋腫の開腹手術による子宮全摘術は、婦人科医にとって基本的なものらしい。だが、手術を受けられた奥さんにとって、お腹を10cm…それ以上切る手術は、「簡単」と言うものではないと思う。 とにかく!子宮を取ること、軽々しく言うな!(ーー;) もし自分が「睾丸(あるいは精巣)取ったら?」とか言われたら、どんな気持ちになるか考えて欲しい。。 「子宮筋腫の手術=子宮全摘」と思われるのはすごく嫌だ。どなたかのブログで、「私は筋腫のみ切除する手術で、子宮を取ったのではありません。」と何度も書いていた人がいたが、その気持ちが分かる気がした。 |
「手術翌日のこと」 とある友人(50代男性・既婚)から。。術後翌日の早朝メール。 「お目覚めはいかがですか?もう手術のことを考えなくていいのはいいですね。」 この段階ですでに、何かピントがずれてる気がしてならなかったが… 再び「病人を満喫してください。考えることは退院のことばかりですね。」と送られ、病人を満喫って何?!(ーー;)(この時点でまだ、手術から24時間も経ってないので、「満喫する。」なんて状態なはずはなく。。イヤミにしか聞こえなかった。) さらに「どんどん健康体に近づいてますね。」というメールを送られたので、「まだそこまで元気じゃないです。病院のペースでちょうどいいです。気が早すぎです。」と、私としてはかなりハッキリ言ったつもりだった。 しかし。。「無理なく、気持ちだけでも先行していきましょう。」と言う返信。 悪気はないのかもしれないけど… 「これが昨日、手術受けた人間に対していうことか?!」と言うのが正直な感想。(ーー;) いくら私が前日、「手術直後だけど意外に元気です。」と発信していても、実際はベッドの上で起き上がるのも禁止で、安静にしてなきゃいけない状態。手術翌日なんて、まだまだ病院管理が必要なこと、普通に想像できないのだろうか…? しかもこの人は私が入院前、リュープリンの副作用で相当調子が悪かったのも知っているはず。。それに「絶対、風邪やインフルエンザに感染してはいけない。」というプレッシャーを抱えながら、仕事もいっぱいいっぱいで、直前は「もう早く休みたい。」と思うほどしんどかった。(だってこんな状態だったし。) それでも「頑張れ、早く元気になれ。」(私にはこういうニュアンスに受け止められた)って何なん?! 何でそんな上から目線でモノを言われなくてはならないのか?! …と思うと、無性に腹立たしくなり「別に何も頑張らなくても、今は病人ってことで充分です。身体は勝手に回復して行くんで。そもそも私は具合悪くて休みたかったのですから。」と素っ気無い返事をした。(フォローの「顔文字」も一切なし。) このときの私に、やんわり言う心のゆとりはなかった。 |
「そんなわけで。。」 以上、全部男性からの発言。。とにかく、デリカシーないねん! 悪気がないからと言って、何を言ってもいいわけじゃない。 女性特有の病気なので、ますます「性差」による行動が大きく違ってくる…ってことなんだけど。。。 でも、こんな時…男性特有の「ピンチの時は笑いでごまかそう。」的な行動は、時々ものすごく癇に障ることがある。 もしこれが、命に関わる深刻な病気だと、もっと(女性側に)心のゆとりがなくなるわけで。。。女性特有の病気で、離婚問題にまで発展するのが分かる気がした。 …というわけで、同じような病気の人たちと話している方がよっぽどよかったりする。同室の方など、「うちの主人も同じことを言ってたわよ。(腹腔鏡手術は)100年経たないと、確立された治療法じゃないって。」と。い、いやあー、あと80年も待てないなぁ……。(汗) さらにみのむちくんは、「みのむちくんはみのこの不安をつくツボを心得ていて、不安を煽るようなことばかり言うから、病院に来て欲しくないんだよね。」と言った。 分かってるなら来るな!!言うな。(ーー;) そんなわけで、正直なところ。。。女性特有の病気のお見舞いに、男性はいらんと思った。^^; なんかピントがずれているし。いまいち調子がよくない時に、「やっぱり個室はいい場所にあるよ。看護師さんがすぐ来てくれる位置にあるし。」とか、どうでもいいこと言うし。(物理的にはそうかもしれないが、大部屋だからと言って差別された感じはなかった。) …と思っていたのは私だけではないのか? みな、自分の夫とか父親に対して、「はよ帰れ。」と言わんばかりの態度だった。苦笑 同室の人たちにしても、ノーメイク・パジャマ姿を、見知らぬ男性に晒したくないと思うし。もちろん、入院の荷物を持ってくれたり…という、「荷物もち」としては非常にありがたいけど。。^^;。 |