7.術後2ヶ月目ごろの体調【2014年2月】


振り返れば…「手術への道」は去年の今頃(2013年2月5日)が始まり。
いつもの半年おきの定期検診では、ちょっとずつしか大きくならなかった筋腫が、いきなり半年で2cm(実際は3cm)増大した。

その後。。リュープリンの副作用による体調不良とか
リュープリンの副作用による不眠、だるさ、疲労感とか
とにかくリュープリンによるしんどい副作用の数々。。。

そして、「もっと近い病院にしろ」だの「どうして腹腔鏡手術じゃないといけないの?」だの、みのむちくんとのめんどくさいバトルとか、仕事の引きつぎの煩雑さとか、入院中の体調不調とか、
大変なことも多かったけども、ちょっと懐かしく感じてしまうのは、決して子供の頃のような「恨みつらみだけが残った医療」ではなかったからだと。

当然のことながら、手術したことは後悔していないし、(同じ子宮筋腫患者の人たちがよく口にする)「もっと早く手術すればよかった。」とも思わないのは、M先生が絶妙のタイミングで(強引に)勧めたおかげでもある。

そして、でかい腫瘍が体外に出た事実と、身体へのダメージがやっぱり一致せず。手術痕も縫合してないせいか、かなりキレイに治っているし、私の身体はまるで、手術したことをカウントしてないよう。

ともかく「最善の選択をした。」と思ってるけども、何気に医療ドラマを見ていたら、腹腔鏡手術のシーンがあって、なんか胸が苦しくなり、2〜3日戻らなかった。おそらく以前とは違う、思いっ切り患者の立場で見てしまっているから…?

それとも気持ちはまだ「よく手術なんかしたね。」状態から抜け出してないのかも。まあ、根が病院嫌いだからしょうがないけど。



■2月上旬

初めて、アーユルヴェーダサロンに行ってみた。術後の体調はほとんどよくなったが、リュープリン投与によって、さらにひどくなった肩や全身のこりが、なかなか元に戻らないから。

私はさんざん、「食事療法を始め、民間療法や漢方などは信用しない。」と書いてきたし、今もその考えは変わらない。(アーユルヴェーダは民間療法というか、代替医療だけど。)漢方や食事療法等々で、子宮筋腫を縮小しようと頑張ってる人もいるけど、(あくまで私の考えだが)症状の緩和目的ならともかく、握りこぶし大の筋腫をどうにかしようなんて、とても無理ではないかと思う。

だけど、外科的治療を施した今、定期的にこういうフォローをするのはいいかも?と思ったりする。安くはないので、そうたびたびは来れないけど。セラピストの人曰く、お客さんの中には、リンパ浮腫など、女性特有のがんの治療後のフォローで来られている人も多いらしい。で、「子宮・卵巣を切除されても、きれいな人はたくさんいますよ。」と言われて、「ああ、頑張らないといけないなぁ。」と。


■2月9日

術後2ヶ月目の体調は上々!ヽ(´▽`)/
気が付けば、術前、散々悩まされてきた「魔の2週間」はなくなっていた。(確かにM先生には「それは(筋腫を)取ることで、かなり改善してあげられるよ。」と言われていたけど。)

「盲腸かな?」と思えるような痛み(多分排卵痛)に始まって、生理じゃないのに生理痛に似た腰痛や腹痛が頻繁に起きる。そして、日ごろあまり意識しない「筋腫」も、この時期ばかりは「まるで(ボールが)石に変わったかのような違和感」があり、お腹の中で何ともいえない不快感を感じる。多分これは、同じ症状が起きた人にしか分からない不快さだろう。

私は密かに
「魔の2週間」と名付けていた。
寝込むほどしんどいわけではなく、我慢できる範囲であるものの、
気がつけば。。1カ月に10日も調子のいい日がない。そうでなくても、筋腫のせいで夜間頻尿となり常に寝不足。「お元気そう。」といわれても、QOL(生活の質)は以前の6〜7割に落ちているという事実は否めない。



今は月経周期による体調の不調もほとんどなくなり(体調の浮き沈みが少なくなった)、身体の中から石がなくなったよう!!(実際、筋腫を切除したので本当にないわけだけど…。笑)この変化を気持ちであらわすならば、「常に頭上に雨雲立ち込めていた(´Д`|||) ドヨーン」のが、術後はずっと「o(*^▽^*)o♪♪」(音符が1つになったり、2つになったり、3つになったり)って感じだろうか?

そんなわけで。。体調いいのは大いに結構なことだが、「腹腔鏡手術でできるうちに手術しろ。」と強引に押し切ったM先生には文句のいいようもなく、ますます頭が上がらない。(^_^;)


そして、「心の問題」はとても大きい。。。
復帰明け、私の後輩に子供が生まれ、「そんなにあちこちで聞かれるなら、子供の写真と名前、生まれた日と体重を書いたカードを持って歩けばいいじゃん。」とか、笑いながら話していられるのも、さらにもう1人、後輩が第2子出産のために産休に入るのも、「無事に出産できることを祈ってるよ。身体大事にしてね。(´∀`)」と心から言えるのは、私が何も失っていないから。

もしこれが。。全摘手術だったら…術前検査で疲れきって帰社したとき、妊娠中の後輩の話を「(胎児に)何も異常がなくてよかったねぇ。」とは聞いてあげられなかったし、年明け出社なんてゾッとする。…と言うのが私の正直な気持ち。

同じ病気の方のブログを色々見ていたら、
40代後半では、筋腫核出術をしてくれる病院はないです。ほとんどの病院で、“その年では子宮を温存する意味がない。子宮がなくても何ら問題ない。”と言われるので、患者の希望を押し通すのはかなり難しいと思います。」と書かれている方がいた。

いやいやいやいや、やってくれる病院ありますよ。保険扱いで。それも一軒じゃないと思いますよ。何なら証拠として、私の術中の写真アップしましょうか?…というか、私、生理再開したし。もし子宮がなくて、出血したらその方が一大事です。

そもそも“子宮なくても何ら問題ない。”なんてどうして言い切れるのか?少なくてもM先生は、私の子宮を温存する意義があると思ったから、核出術を行ったわけだし。」
…と言いたいところだが、このHP内だけにとどめておくことにする。


■2月17日

2度目の生理が来た。実は手術前より出血量が多いけど、術前は「1日目、3日目、4日目、5日目、終了」(もうすぐ閉経するの?みたいな感じ。)だったので、むしろ今の方が普通かもしれない。

もしナイト用が必要なぐらい増えていたら、もっと気にするだろうけど、「23センチ羽付」(2番目に短いやつ)で事足りるし、前回みたいに「1時間も持たない。」ってことない。もしかして、筋腫のせいでぺちゃんこになっていた子宮が元に戻ったから、出血量が増えたのかも?と思ったりもする。

それともまだ
「うち、まだ調子悪いねん!働きたくないねん。いやや〜〜〜!!ヽ(●゜´Д`゜●)ノ゜。ウワァァァン」子宮ちゃんのご機嫌が悪いのだろうか?

しかし、やや短めになっていた生理周期もまた、かつての周期に戻った気がするのもこれまた不思議。(リュープリンの投与のおかげで、休息できた卵巣は働く気満々??)